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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

今年の収穫は「夏目漱石」展

2013年10月27日 20時07分10秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 今年訪れた展覧会や美術展、博物館、全体としての感想は12月になったらまとめて見たいと思っているが、もっとも勉強になったと思うのは「夏目漱石」展であったと思う。
 これまで夏目漱石の作品は大体読んでいるが、これだけ整理されて展示してもらえると気が付かなかったことも含めて随分と勉強になったと思う。あらためて読み直してみたい作品もあったし、新しい視点で考え直した作品もある。実際に目で見ることと、想像で済ましてきたことの大きな差を感じた。
 また漱石の書のすぐれた面を見ることができた。同時にいろいろの方の指摘通り絵の、思っていた以上(以下)の「出来」にびっくりしたことも忘れられない。漱石とく人が身近かに感じられもした。
 横山大観に対する評については、横浜美術館の「横山大観」展とあいまってとても勉強になる機会を得ることが出来た。
 図々しくも、勉強不足も知識不足も棚に上げて、感想を書き続けることで新しい感想を持つことも出来た。

 あと二ヶ月でこのように刺激的な展示に再びあえることを願っている。


台風一過

2013年10月27日 12時23分31秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 爽やかな太陽が顔を出した。セキセイインコも久しぶりのベランダで風に当てている。
 午前中は明日からの沖縄訪問の支度、といっても2日分の着替えと旅行の行程表とカメラ・ノート、薬と洗面用具、充電器だけである。カメラ用と携帯電話用の充電器というのが最近の旅行の必須アイテムらしいところか。
 沖縄の天気予報によると21-26℃ということなので半袖のTシャツと薄手のジーパン。傘は必要がなさそうなので防水の山用超軽量ウィンドブレーカーを用意した。
 20リットルのデイパックで充分余裕がある。

 「未曾有の歴史的地震活動気に入った21世紀日本?!」という8回連続の無料の講座。昨日は第3回目であったが、毎回なかなか参考になる。1回目、2回目は技術的な観点からの講演、昨日は経済社会的な側面から見た震災の影響の広がりとそこから見える首都直下型地震の想定される影響。関東大震災・阪神淡路大震災・東日本大震災の比較からの想定は参考になる。
 次週は野田武則釜石市長の講演である。さらに3回は地震のメカニズムからの考察が続く。最後が経済復興の問題点の講演になる。それぞれのアプローチの仕方、考察の方法など細かく見れば私なりにもいろいろな異論や疑問、掘り下げ不足も感じられるが、逆に教えられる点が多い。
 学生の頃は、教授なり指導教官の意見に異論を挟むゆとりも知見もなく、すべて正しいものとしてただ聞くしかなかった。それが自分に対するもどかしさ・苛立ちとして常にもやもやしていたものを感じていた。だが、この歳になればいろいろな知見、別の角度からの視点も自分なりに持っている。講演や研究方法をある程度客観的に、そしてゆとりを持って、自分の意見や問題意識を持ちつつ、見たり聞いたりできる。それが楽しい。

 昨日、予習復習のことを書いたが、博物館・美術館を巡ったり、旅行に行くたびに資料をスキャナーでデータ化したり、写真を整理したり、カタログ・パンフレットをめくることで、一応復習をしている形になっている。頭の刺激になっていると思う。そして意外と忘れないものである。