Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

立夏

2015年05月09日 20時33分23秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★毒消し飲むやわが詩多産の夏来る   中村草田男
★いち早く少女等に夏来りけり   今井千鶴子
★路地に子がにわかに増えて夏は来ぬ   菖蒲あや
★船よりも白き航跡夏はじまる   鷹羽狩行
★夏立つ野何の焔(ほのお)ぞ棒立ちに   石田波郷

このような句を眺めながら、自分の過去の句を思い浮かべた。かなり恥ずかしいが、図々しく掲載してみる。

☆首都の空曖昧模糊と夏来る
☆尖塔の等軸晶系薄暑光
☆どこまでも螺旋構造夏の雲
☆春満月生簀の鯛のほのひかる
☆はらわたをどこかに忘れ夏兆す
☆夏の蝶生まれは首都のラビリンス

箱根山火山の状況に関する解説情報第8号 その他

2015年05月09日 17時06分34秒 | 天気と自然災害
箱根山 火山の状況に関する解説情報 第8号
平成27年5月9日16時00分 気象庁地震火山部
1.火山活動の状況
(4月26日から5月9日15時までの箱根山の活動状況)
 箱根山では火山活動が活発な状態で経過しています。これまでに気象庁や神奈川県温泉地学研究所が実施した現地調査では、大涌谷温泉施設で蒸気が勢いよく噴出しているのを確認しています。4月26日以降増加している火山性地震は、引き続き多い状態で経過しています。
 気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計および気象庁の湯河原鍛冶屋の体積ひずみ計では、今回の火山活動に関連するとみられる地殻変動が観測されています。
 火山性地震の発生回数(速報値を含む)は以下のとおりです。
4月26日から30日  67回、5月 1日から7日  250回
   8日  49回、 9日(15時まで) 69回
 低周波地震、火山性微動は観測されていません。
2.防災上の警戒事項等
 大涌谷周辺では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。風下側では火山灰や小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意
してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(日)16時00分頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>

国土地理院のホームページ【https://twitter.com/GSI_Research】では、
○解析結果からわかること
 2014年10月9日~2015年5月7日の観測データによる解析では、大涌谷内の直径200m程度の非常に狭い範囲で、最大6cm程度の衛星に近づく地殻変動が見られました。この変動は、地下の浅い所での膨張をとらえている可能性があります。
また、2014年12月12日~2015年4月17日の解析では、このような地殻変動は見られません。
 なお、この結果は気象庁とも共有しており、気象庁発表(5月6日6時時点)の箱根山の火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)と整合するものであることを、気象庁と確認しております。

 さらに昨日のNHKのニュースでは次のように述べている。
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20150508/4611721.html
火山活動が活発になっている神奈川県の箱根山の大涌谷について、国土地理院が衛星によるレーダー解析を行った結果、最近になって大涌谷周辺の半径100メートル程度の範囲で地面が隆起し、中央付近では最大で6センチほど隆起しているとみられることがわかりました。
国土地理院は、火山活動が活発になっている箱根山の大涌谷周辺の地面に変化がないか、地球観測衛星「だいち2号」がレーダーで観測した、去年10月と、7日のデータを比較し、解析しました。
その結果、大涌谷の斜面では、半径100メートルほどの範囲で地面が隆起し、中央付近では最大で6センチほど隆起しているとみられることがわかりました。
隆起したと見られる場所は、大涌谷の観光施設や駐車場がある場所から東へ100メートルから300メートルほど離れていて、現在、立ち入りが規制されているエリアの中にあるということです。
国土地理院によりますと4月17日のデータによる解析では、こうした変化は見られず、地面の隆起はそれ以降、最近になって起きたと見られるということです。
解析にあたった国土地理院宇宙測地課の和田弘人課長は「今回の解析結果は、局所的に地下の浅い部分で起きた膨張をとらえている可能性がある。今後は隆起が確認された範囲にさらに場所を絞って地上で詳しい観測を行いたい」と話しています。



 地震がおさまったように見えるが、そのことと活動の沈静化とは連動しない。逆に、地震という地殻振動によって解放されていたエネルギーが解放されずに蓄積されて、噴火につながる可能性もある。
 私がいちばんこだわるのは、立ち入り禁止範囲300メートルという設定である。地盤の隆起という現象が起きる範囲と、小規模とはいえ噴火によって影響を受ける範囲はイコールではない。地盤の変動範囲よりも噴石やガス噴出によって影響を受ける範囲はもっと広いはずである。もっと丁寧な広報が必要なのではないか?