Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ようやく帰宅

2017年03月20日 21時32分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 19時半に帰宅。予定よりは早く家についた。坐骨神経痛の痛みも出ないで済んだ。代々木公園からのデモも最後まで歩くことが出来た。解散地点より銀座線で新橋に出て、10数名で居酒屋へ。生ビールとホッピー2杯でお開き。家についてみるとなんと1万7千歩も歩いていた。
 居間でお茶を飲みながら寝てしまっていた。21時過ぎにようやく目が覚めた。

 腰が少し重く感じる。無理は禁物なのに歩き過ぎ。明日は用心してあまり動き回らないようにしたい。
 明日は眼科に緑内障の薬を処方してもらう予定。昨日で目薬がなくなってしまった。久しぶりの眼科である。

「咲くまへのさくらの音をさぐりをり」(加藤楸邨)

2017年03月20日 13時00分34秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★咲くまへのさくらの音をさぐりをり    加藤楸邨

 サクラは咲く前に音を出すのだろうか。そんなことはあり得ない。
 多くの人にとっては、サクラがいつ開花するのか、気になるところである。わたしも昨日、公園のベンチに座って、まだ固い蕾をひとつひとつ見ながら、いつになったら咲くのか、咲きそうな蕾はないか、と気になった。1本のサクラの木を下からてっぺんまで、てっぺんから下まで幾度も眼で追ってみた。
 もしも桜が音を出してから咲くとすると、どんな音を奏でるのであろうか。迦陵頻伽(かりょうびんが)の啼き声が聞こえるとしたら、そんな声に近いかもしれない。ただし誰も聞いたことがないはずだ。
 そんなことを時間をかけてできるのは、暖かくなってきた証でもある。
 各地のソメイヨシノの開花予想がニュースになる時期になった。早いところでは今週後半にも咲き始めるところもある。

安野光雅「きりえ百首」から -3-

2017年03月20日 09時02分59秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
★あの夏の数限りなきそしてまたたった一つの表情をせよ    小野茂樹



★月に立つ君のそびらのひとつほくろ告げざれば永久(とわ)にわれのみのもの    青井 史



  相手に対する、幻想そのものでしかない所有欲は、犯罪とは危うい一線で峻別される。その危うさの境界を人はどのように処理するのか、相互にどのように了解しあうのか、一般化される解決はどこまで行ってもあり得ない。その危うさの境界を人はどのように処理するのか、相互にどのように了解しあうのか、一般化される解決はどこまで行ってもあり得ない。
 その境界の設定もまた、男性性と女性性との複雑な組み合わせがある。

 小野茂樹は1936年生まれの歌人。34歳の若さで事故死。青井史は1940年生まれの歌人。

 「月に立つ‥」のきりえが忘れられない。星型のほくろを加えて運ぶ鳥は、何という鳥であろうか。