Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

筋肉の奥に重石を持ち歩く気分

2017年03月22日 23時08分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日も杖を使わずに外を歩いた。自宅から図書館まで、図書館から最寄りのJRの駅まで、関内駅から山下公園まで、山下公園から関内に戻り、地下鉄経由で帰宅。合計は1万2千歩あまり。昨年のように軽快にスタスタ歩くということはまだできない。
 ここ一週間ばかり、ちょうど杖を使わずに歩くようになってから、腰の最下部から右の臀部にかけて、筋肉の奥の方に痛みの塊のようなものがあるような感じがしている。鈍痛があるというのではなく、何かのおもりをしまい込んでいるような感じである。
 坐骨神経痛の痛みが再びいつ襲ってくるかもしれないという恐怖もついて回る。

 腰痛ベルトやコルセットがいいといわれるが下着の上から装着しても半日で赤くかぶれてしまう。そして人によっては長時間つけていると筋肉が衰えてかえって直りが遅くなる、と指摘する。杖も頼り過ぎると、杖を手放すと、歩くときの衝撃が直に腰に来てよくないとも言われる。当面の痛みや症状がおさまれば杖もコルセットも短期間でやめた方が良いというアドバイスをもらったことがあり、それを実践している。
 あまり長時間歩くと腰への負担は大きいと思われる。はやく横になって休養したい。

 もう少し早く胸を張ってスタスタと歩きたい。そうすれば春の景色がもっと眼に入ってくるように思う。

モーツアルトのホルン協奏曲ほか

2017年03月22日 21時20分51秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 NHKのFM放送をかけたら、ベストオブクラシックの時間ということで、「バボラーク・アンサンブル演奏会」を放送していた。

モーツアルトの
「ホルン五重奏曲変ホ長調K.407」
「ロンドニ長調K.514」
「ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495」
「ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417」
「アレグロニ長調K.412」
「ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447」
「アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618」
ベートーベンの
「ロンディーノ 変ホ長調」
がプログラムである。
 ホルンはラデク・バボラーク、弦楽合奏はバボラーク・アンサンブル。東京・第一生命ホールで2016年11月26日の収録である。

 モーツアルトのホルン協奏曲が好きな私にはこたえられないプログラム。ホルン協奏曲第1番は別の曲としてロンドニ長調、アレグロニ長調として、間に第4番と第2番を配置している。ペーター・ダムの独奏、ネヴィルマリナーの指揮によるCDしかもっていない私にはとても新鮮に聴こえる。室内楽形式にこだわった演奏は当時の雰囲気を充分に伝えてくれるのであろう。当時の楽器に近いホルンなのだろうか、少し音が割れるのもまた特徴なのかもしれない。
 思いがけず、私には至福の100分となった。



「時を超えて」(横浜開港資料館)

2017年03月22日 20時02分00秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日は山下公園傍のホールで集会があった。集会の後、近くにある横浜開港資料館により「時を超えて-ハマの史跡の物語-」を見てきた。
 濱ともカードを提示すると無料で中に入ることが出来る。無料になるといってももともと一般の大人料金が200円なので、払えるうちは支払ってもいいとは思っている。
 当初この展示名「時を超えて」の意味が理解できなかった。残念ながら展示名を見て展示内容、展示概略を理解できるコピーにはなっていない。
 本日も展示を見てようやく「横浜市内の史跡・名所を選定し、その標示・標識に功労のあった人々や取組み」の意に近いのかと感じた。
 史跡といっても同時代にすでにその価値を発見し保存に務めない限り、埋もれてしまう。特に日本のように都市の景観が目まぐるしく更新されていく場合には、思想的背景はさまざまであろうが歴史に自覚的な先人の努力は大切である。そこに焦点を当てるということには感心した。
 展示では、開港以降かなり早い段階から外国領事館跡などの史跡・名勝の一覧づくりが行われていたこと、史蹟標建立などが行われていたことがわかる。これは江戸時代の名所尽くしなどの指向が反映されたものであるかもしれない。
 またこの展示の趣旨とはズレるかもしれないが、1932(S7)年、33(S8)年の横浜の開港地から西部・南部方面の鳥瞰図が興味をひいた。まだ横浜市域に入っていない今の港南区や戸塚区の方面は周辺部として描かれているが、地図の標示に齟齬がある。たとえば弘明寺の先の大岡川の流路が東に寄り過ぎてしまい、現在の港南区大久保にあった遊廓地や永谷・芹が谷・平戸方面は実際の位置とはかけ離れている。それでも当時の横浜市域に住む人々の塵認識として興味深いものがあった。あの地図が欲しかったが、図録の販売は無かったのが残念である。

      


さくらの開花

2017年03月22日 11時04分02秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 昨晩から風が強い。横浜では乾燥・強風注意報が出ている。陽射しは暖かいのだが、風が強く寒く感じる。
 図書館で予約していた書籍が貸出OKとなった。午前中に図書館に出向いて、午後からは山下公園傍のビルで集会。
 本日も杖を突かずに歩けるであろうか。まだまだユックリ歩きしかできない。用心のためにザックに杖を折りたたんで持参。

 昨日は東京で開花宣言。

★夜桜やうらわかき月本郷に   石田波郷
★身の奥の鈴鳴りいづるさくらかな   黒田杏子


 1句目、「うらわかき月」ということであるから、上弦の月、これから満月に向かう。たぶん細い三日月なのであろう。夕方から夜にかけて西の空に沈んでいく。夜桜見物に重なる華やいだ句であろうか。多分上野あたりの情景なのであろう。上野からは本郷は西。月が太陽を追いかけて沈んでいく方向である。
 2句目、わたしにはかなり艶やかな句に思える。