Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

来年度の講座申込み

2017年03月04日 23時13分28秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 神奈川大学エクステンション講座の来年度前期分を申し込んだ。すでに4年半たったこともあり、来期は3講座だけの選択とした。そのうち1講座は無料講座。

         

1.国際政治のゆくえを考える-世界を動かす人たち 全5回
講師:兼平茂紀、的場昭弘、佐藤亮、和田春樹、今井貴子
2.世界史の謎 産業革命は何故イギリスで最初に起こったか 全4回   講師:山本通
3.歴史地震から考える21世紀の大規模災害
災害の記憶の伝承と分野横断的な知見の体系化 全1回
講師:郡司嘉宣、柄本孝久、佐藤孝治


 そのかわりといっては変だが、本日県立神奈川近代文学館のトークイベントに参加した帰りに、同館で行われる4月以降の展示「生誕150年 正岡子規展-病床六尺の宇宙」の関連イベントの内、3つの講座を申し込んできた。

      

1.講演会「新しい子規」  講師:長谷川櫂
2.講座「子規の芭蕉」  講師:復本一郎
3.後援会「正岡子規-文学という夢」  講師:三枝昂之


 こちらは文学館友の会会員は各回600円~800円と格安。

 来年度以降はこのような受講形式に変えて行こうと考えている。


「娘として、小説家として~父・井上光晴」(井上荒野)

2017年03月04日 21時36分47秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日は県立神奈川近代文学館で開催された、「全身小説家・井上光晴展 記念トークイベント「娘として、小説家として~父・井上光晴」(出演:井上荒野、聞き手:鵜飼哲夫)に参加した。
 井上荒野氏は井上光晴の長女。鵜飼哲夫氏は読売新聞編集委員。家庭人としての井上光晴のエピソードと、小説家としての井上光晴像を、長女としてそして作家としての眼で語るという試み。
 井上荒野氏にはエッセイ「ひどい感じ-父・井上光晴」などで父・井上光晴を語っている。また最近は「小説トリッパー」2016年冬号から「あちらにいる鬼」の連載を始めた。これは井上光晴とその妻ならびに瀬戸内晴美(寂聴)が登場する小説とのこと。完結を待ちたいものである。

明日から啓蟄

2017年03月04日 10時38分29秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 明日3月5日(日)から19日(日)までが二十四節気の啓蟄。旧暦では4月中旬。
★啓蟄のひとの行方もまた焦土    加藤楸邨
 「火の記憶」所収。詞書によると「(1945年)4月15日(旧暦)、夜9時50分警報、10時半B29、二百余機、京浜に入り空襲、夜は防衛宿直として一夜学校にあり、四辺火の海、我が家もと思ひしが、終つて徒歩にて帰るや、付近多く焦土なり、弟清雄、他をのがれしめ、単身家を守りとほしぬといふ」とあり、
★火襖にさくらはこぼれやまぬかな
と2句が並んでいる。
 前日には
★啓蟄のゆふべや人はちりぢりに
という句がつくられている。
 この旧暦4月15日(新暦では3月4日)の空襲は、先日貰った横網町公園のリーフレットによると被害家屋4085、死者650名と記されている。そして6日後の3月10日が東京大空襲で、8万4千名に近い死者を数え、約27万家屋が被災している。
 いつ生命が失われるかもしれない、という厳しい状況が伝わってくる。同時に季語と悲惨な現実がぶつかり合うようにして響き合っている。

 今朝は昨日とはうって変わって寒い。風はないのが救い。
 昨日の朝とは違って神経痛の痛みがない。昨日の朝の痛みがうそのようである。全体としては痛みはおさまってきている。先月の7日の夜の痛みを10とすれば、一週間をならすと3位までになっている。少しずつではあるが確かに痛みが弱まっていると実感出来るのだが、ときたま間歇的に痛みが増す。
 これから退職者会の「健康マージャンクラブ」の年4回の例会と、神奈川県立近代美術館でのトークイベントに出かける。途中で痛みが出ないといいのだが‥。杖はやはり手離せない。