Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

慌ただしい2カ月がはじまる‥

2018年04月01日 22時59分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の夕方以降は雲が多く、星空は見ることができなかった。雲の向こうに月が透けて見えるが星までは無理である。雲に切れ目がないと月の見方も単調に思えてしまう。

 4日・5日は退職者会の会議。それに間に合わせるために明日・明後日は資料作りにいそしむことになる。そして8日は団地の管理組合の会議なので、6日・7日はそのための資料作り。4月と5月は再びかなり忙しくなる。

 いつも何かに追われているような気がしてきた。現役時代はそれが当たり前で40年近く過ごしてきたが、もうそろそろそんな生活に別れを告げようとしたものの、許してもらえそうもない。人間、死ぬまでこうやって何かに追われるように過ごすものなのだろうか。

土筆と筍

2018年04月01日 20時39分18秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 昼間はとてもあたたかであったが夕方から風が出てきて長袖一枚では寒く感じるようになった。
 土筆はいつもこの時期に春を感じさせてくれる。酢の物、つくだ煮は美味しいが、今年はまだ見つけていない。
 本日は今年初めて筍を食べた。高かった筍の値段が少し安くなり落ち着いてきたらしい。ワカメと筍とジャガイモ、そしてサヤエンドウで煮たものを作ってくれた。筍は夏の季語ではあるが、例年この時期にもう出回る。私はこれが待ち遠しい。

★天を指す土筆一本づつ孤独        福本五都美
★グラマンに追はれし丘の土筆つむ     木田千女
★たけのこのてっぺんにあるこころざし   池田祥子


 第1句、土筆一本一本は地下茎でつながっているのだが、地上からはそんなことは想像もできない。すっと姿勢の良い姿は、不羈の気概を感じさせてくれる。
 第2句、生死の狭間を体験した人間には、ことさら春の生命力あふれる植物の姿は印象的である。土筆のような力強い再生の息吹が作者の生き様のように感じる。
 第3句、細い尖った筍の先端、不羈の精神が宿っている。「こころざし」という言い切りがとても引き締まっていて、好感が持てる句である。

エイプリルフール

2018年04月01日 13時54分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日から年度替わり。4月1日と聞くと、もう春たけなわの時節である。朝から団地の管理組合の総会に向けた準備の一環の作業、午後も若干作業がある。

 エイプリルフールという変な習慣がある。私は、多分大人から見ると子どもらしくない、それこそかわいげのない子どもであったのだと思う。子供から見ても付き合いにくい、皆と合わせることのできない、嫌な子であったのだろう。私は小学校の高学年では常に孤立していた。

 小学生の頃この日は、見え透いた嘘で仲間を騙して笑いころげたりする子が必ずいた。その嘘が理解できずにきょとんとしているとさらに馬鹿にされて囃し立てられた。ジョークとも冗談とも言えない悪口を言い立てられた。怒ると「エイプリルフール」といえば許されると思い込んでいる子で、私はいつも傷ついていた。
 私はそのような級友がどうしても許せなかった。春休みなので家の傍で遊んでいるのだが、そのような振る舞いが始まると、どうしようもなくなり、うつむいて家に黙って戻るのがいつものことであった。この日はとても嫌な日であった。云われたら言い返せばいいのだが、バカバカしいので本気で怒る気にもならなかった。