退職者会が予定をしているイベントにどういうわけか俳句を12句提出することになってしまった。企画の段階からの行きがかり上、作品を募集する側として、何かを出さなくてはいけない羽目になった。
9年半前に出した小さな句集から4句、あとは昨年作った句を自分で添削しながら12句をとりあえず選句した。昨年の句を8句に絞るのが難しい。毎月20句も作っていた時期から、今は年に十数句の現在、すっかり頭が固くなっている。
選んでみて、友人の死や、自分の病いや老いの自覚が滲み出ている句ばかりである。当然といえば当然なのだが、句をつくるきっかけがこのような心境だけというのはあまりに淋しいものである。
9年半前に出した小さな句集から4句、あとは昨年作った句を自分で添削しながら12句をとりあえず選句した。昨年の句を8句に絞るのが難しい。毎月20句も作っていた時期から、今は年に十数句の現在、すっかり頭が固くなっている。
選んでみて、友人の死や、自分の病いや老いの自覚が滲み出ている句ばかりである。当然といえば当然なのだが、句をつくるきっかけがこのような心境だけというのはあまりに淋しいものである。