果物の季節 葡萄・桃・梨

　秋になると嬉しいのは果物。今も葡萄・桃・梨が食べごろで、八百屋・スーパーに美味しそうなものが並んでいる。美味しそうなものはそれなりの値段だが、安売りのもので美味しいのにあたるとことのほか嬉しい。

★葡萄食ふ一語一語の如くにて　　　　　中村草田男
★白桃を剥くねむごろに今日終る　　　　角川源義
★梨食べて森閑と夜の底にゐる　　　　　関　清子

　第１句、いかにも俳句の一語一語に腐心している人の句である。あの一粒一粒の葡萄を丹念に、そしてひとつひとつ味わいながらゆっくりと食す。葡萄を食べる代込である。
　第２句、ねむごろは今日の身の振舞いと、桃を剝く、両方にかかると読みたい。時間を、一日を大事にしたいとは思いつつ、人はついそれを忘れて駆けずり回る。一日の終りには、白桃を食べるだけでなく、何か一つのことを丁寧にこなしてから、就寝するのもまた、いい一日の終わり方である。
　第３句、これも深夜の句。梨と深夜とは直接関係はないが、梨のサクッという音が、虫の音がする秋の夜に自分の耳に残る。みずみずしい果汁が一日の終りを幸せにするのかもしれない。そんな充実した一日は果たして生涯で何日数えられるであろうか。

湿度が高い

　御前から１４時くらいまで、ぽつりぽつりと傘をささなくてもいい程度の雨が降った。１４時過ぎには止んだものの湿度がとても高いらしく、最高気温２７℃にしては不快であった。台風１９号の影響なのだろう。
　体の調子はまだ完全回復ではないようだ。久しぶりに横浜駅までユックリ歩いてみた。約４０分。いつもより５分ほど時間がかかった。喫茶店で一服しているといつものように汗が出てきたのだが、全身から汗が出てくるのではなく、後頭部から特に多く出ている。被っていた野球帽も前の方の鍔はあまり汗が滲んでいなかった。体調が良くて心地よく汗が出る、というのとはどこかが違う気分であった。
　帰りは近くの私鉄の駅まで電車に乗り、行きとは半分の時間で帰宅。帰りも横浜駅から歩くつもりではいたが、無理はしない方がいいと思い自重。

　頼まれた二つほどの買い物はすっかり忘れて帰ってきて、呆れられている。

本日の診断結果

　本日、病院では筋肉や肩甲骨の付近の痛み、微熱の出たこと、等々これまでの状況の説明を聴いてもらったのち、採血をした。
　医師からは、やはり熱中症が原因ではないか、完全に治療・回復しないまま継続して熱中症になりやすい環境に身を晒していた可能性はないか、などといわれた。夜のウォーキングを先々週まで続けていたことなどを話したら、それが原因かもしれないといわれた。
　さらに中性脂肪を減らす薬の副作用も原因かもしれない、といわれ採血して調べてもらったが、その兆候はないとのこと。肩甲骨の付近のひどかった鈍痛も本日痛みがないのであれば、症状はおさまるはず。慢性的ならば内臓の炎症も考えられるが、おさまっているなら心配はないとのことであった。
　症状もなくなっているので、特に薬の処方もなく診察は終了。ただしγＧＴＰが少し高めということでお酒は「控え目に」と云われた。

　症状も出ないようなので、午後からは横浜駅近くの喫茶店に出向いて久しぶりにコーヒータイム、というのも悪くないかもしれない。