先ほどようやく帰宅。予定よりも遅くなってしまった。明日は昼から組合の会館で大切な会議である。本日までにできあがった資料は先ほどまでに印刷・製本して準備は終了。残念ながらそれまでにまだいくつかの準備が必要である。
千葉県を中心にした台風15号の被害の深刻さがようやく報道され始めた。横浜市内でも金沢区内での工業団地で大きな被害がようやく報道された。伊豆七島での被害も報道されるようになった。被害は広範囲かつ深刻である。
自治体情報を垂れ流すばかりであったNHKもようやく事態の深刻さに気がついたのだろうか。自治体情報を垂れ流すだけならば、NHKは国営放送で終わる。
★釣鐘のうなるばかりに野分かな 夏目漱石
★鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 与謝蕪村
★今生はつぐなひの生遠野分 能村登四郎
第3句、野分が通り過ぎる間、ひたすら耐えている時間の長さは人を内省的にさせる。自然の猛威の前に人は自分の無力を実感する。そんなときふと来し方行く末を思うものである。過去の自分の在り様にも目が向くものである。そんな過去を引きづる自分のこれまでの歩みを「つぐなひの生」と思い込んでしまうほど、自然の猛威は人を圧倒する。
私はとても切実な思いの存在を汲み取った。どんな思いかは人それぞれが噛みしめることが必要。その内容まで言ってしまっては俳句にはならない。