結局本日は雨は降らずに日付が変わりそう。風は相変わらず強い。気温が30℃を超えた。ぶり返しの暑さだと体が変調となりやすく、熱中症を発症しやすいと聞いている。しかも湿度が高かった。体調を崩した方が多いのではないだろうか。
私も30年も前に今思うと熱中症と思われる症状になったときは、9月であった。詳しい気象状況は覚えていないが、9月半ばのカンカン照りの日で、突然眩暈がして、冷や汗がどっととめどもなく出始めた。
その症状が出たのは、職場の敷地のなかの資材置き場であった。多分14時近くの一番気温の高い時間だったと思う。大きな木によりかかり、そのまま足を投げ出して座り込んだ。しばらく地面に転がっていた大きなコンクリートの塊を掴んで眩暈に耐えていた。そしてそのまま意識を失ったと思われる。
どのくらい経ったか、全くわからないが、気がついたら症状がおさまっていた。作業服は汗でビショビショ。地面に足を投げたしたまましばらくボーっとへたり込んでいた。
資材の数の点検に使っていた紙切れと下敷きが目の前にあったが、それを取る気力も湧かなかった。さいわい木の陰で直射日光にさらされなかった。これが良かったのかもしれない。
しばらくして這うようにして建物の一階の車庫にもどり、頭から水を被ってから、風呂場に転がり込んで、服を脱ぐ気力もないままぬるま湯のシャワーを浴びた。ひと息ついてから来ているものを脱いで、下着は付けずに作業着の上下を少しだけ絞り、身につけて2階の更衣室で着替えた。2階の事務室内のクーラーが実に心地よかったのを覚えている。もう一度風呂場にもどり乾いたタオルで全身を拭いて、何とか落ち着いた。
不思議なことに資材のチェックに使った紙と下敷きは風呂場に持ってきていた。それをもって再度2階に戻って自分の席についたら、だいたい15時半くらいだったと思う。外で資材チェックをしていた時間、木の下でへたり込んでいた時間は30分ちょっとくらいかなと感じた。
自動販売機でジュースを飲んで、冷蔵庫に災害用にしまってあった梅干の大きいのを一つ食べた。そして一息ついてからはなんの問題もなく退庁時間を迎えることができた。しかし風呂に入った仲間が口々に、「脱衣場をビショビショにしたのは誰だ」と言っているのを耳にしたが、名乗りを上げる気力は湧いてこずにそのままにしてしまった。
これが私の熱中症の体験だと思う。最近では、昨年・一昨年の夏の昼間、急にクーラーの効き過ぎた店に入って眩暈がして、商品の棚につかまっておさまるのを待った経験がある。その時も冷や汗が大量に噴き出てきた。
熱中症の眩暈というのはとても怖い。つかまるものがないとよろけて何処へへたり込んでしまうか、まるでわからない。車にでも惹かれてしまうかもしれないという恐怖がある。
一日中風が強かった。横浜地方気象台では正午前に最大瞬間風速21mを公表している。現在も風が唸っている。強風・波浪注意報は解除にはなっていない。
横浜駅はかなり混雑していた。連休も台風で外出・遠出を避けた人が多いのではないだろうか。小さい子どもにとっては残念な天候であったかもしれない。親にとっては残念だったか、休養できたのか、評価はそれぞれに分かれそうである。
この台風にそなえてせっかくの連休ながら職場に出たり、待機させられたりした人も多いと思われる。人騒がせな台風である。
本日は横浜駅の家電量販店で新たにシュレッダーを購入した。これまでのものがとうとう壊れてしまった。人よりは使う機会も量も多い。今度のものはいままでとほぼ同じか少しだけ小さいかもしれないが、もっと細かく裁断される。裁断される大きさが小さいと値段も高くなるし、消費電力も大きくなる。そのきわりCDなどは裁断できない。それで十分だと思った。配送は明後日の水曜日。
これより近くのドラッグストアに買い物。妻は何を購入するつもりなのだろうか。
昨晩から夏掛けの布団を掛けるようにした。夏の間は小さなタオルケット1枚で過ごしてきた。さすがにここ3日ほど寒さを感じてきたので、パジャマも長スボンにした。それでも昨晩は寒く感じて梅雨前に掛けていた夏掛けを再度ひっぱり出してもらった。
人よりも着るものは一枚少ない私は、布団も人よりは薄いものを掛けている。当分はこれがちょうどいい。たぶん例年のとおり、12月に入ってから冬用の掛布団をひっぱり出すことになる。
夏掛け、夏蒲団は無論夏の季語。私のような夏掛けの使い方をしていると布団からは季節感はなくなる。私にとって夏掛けは晩春または、秋の気分である。
★夏掛の男のごとく頼りなき 小林貴子
女性にこのような句を示されたら男性はどう答えたらいいのだろうか。せいぜい次のような句で答える程度か。
★絡み付く夏掛布団振りほどく 小鳥幸男
ちなみに第2句からは私は艶やかさを感じなかった。絡みつくのは自分の汗であり、寝苦しさをもたらす夏の湿気だけを感じた。
深夜2時を過ぎる頃から明け方まで強い雨が降り続いた。日が上ったころから風も強くなり、強風域に入り、明け方には瞬間最大風速17mとなっている。台風17号は10時前には若狭湾の北で温帯低気圧に変わったらしい。しかし強風域は広いまま。油断はならない。
雨はすっかりあがり、強い陽射しが射している。気温も9時で27℃とどんどん上昇中。
台風17号、なかなか強烈である。沖縄や九州・四国・中国と人的被害も出ており、停電の範囲も広い。竜巻などの被害も報道されている。長崎の友人は被害は無かったとのことでとりあえずはホッとしている。
これから北東北と北海道に向けて進んでいく。強い風と雨が心配である。
停電被害と暴風への対応が今年の台風の教訓となるのではないか。むろん行政の対応の遅さとまずさが第一義の教訓である。
団地の中では前回の台風15号でだいぶ樹木に被害が出た。前回ほどではないかもしれないが、今回もこれから被害が出る可能性はある。すでにどこかの部屋のベランダにある物置の扉がバタバタと風の力で煽られている。留守なのだろうか、空家なのだろうか。飛んでしまうと危険である。