天気は良かったが、寒い一日となった。朝から編集作業と製本作業。割合としては4対6くらいで製本作業が多かった。
ずっと家に籠って作業をしていた。年末の日曜日、横浜駅の人出はかなり多いと思い、外出は止めた。しかし16時半過ぎに体がうずうずしてきたので、ウォーキングに出発、18時まで1万歩ほどを歩いてきた。普段歩かないコースを片道5千歩程を往復した。はじめはかなり早めに歩き、頼まれたピーマン1袋購入後はゆっくりと歩いた。小さなピーマン4個で税込み139円。ちょっと高かったかもしれない。袋を持参しなかったので袋代は払わず、ポケットに入れて歩いた。袋代5円、こんどから袋は必ず持参することにした。
12日が十五夜、だいぶ月が丸くなってきた。昨日7日が二十四節気の大雪。横浜では初雪であった。朝6時ころに一瞬みぞれになったという。私は寝ていたのでわからなかった。
年末気分になるのは、16日(月)の退職者会の幹事会終了後、ということであろうか。それまでの来週いっぱいは予定がぎっしり。
★山々は星を小出しに十二月 上田五千石
★青空を海に拡げて十二月 伊藤道明
★桜の木ひかりそめたり十二月 加藤喜代子
第1句、夏山に親しんでいる人間には「山々は星を小出しに」という句は、夏の句と思うはずだ。だから、この句の作者は多分そのような趣味は持っていないかもしれない。都会で星空を意識するのは冬の場合が多い。それは空が切れいなばかりでなく、冬に見ることのできる星々に明るい星、明るく目立つ星座が多いことにもよる。横浜にいると星は東京湾からあがり、そして富士山・丹沢の山塊に沈んでいく。東京湾の方向は街明りで星は見つけにくい。しかしビルの赤い光の先や高速道路の街路灯の灯りの上から星が少しずつ光りはじめるのを見つけるのは面白味がある。
都会を離れた太平洋岸であれば、海から星が上ってくる。この場合は暗い海から星々がつぎつぎに見えてくるであろう。こちらの方がもっとワクワクするかもしれない。そんなところに住んでみたいという思いはある。しかし実行には移せない。
第2句、空と海の色の対比と相似は夏だけの特権ではないと知る句である。夏は海の青が空に拡がる。冬は空の青が海に広がる。面白い発見だと感じた。
第3句、師走に桜の木を持ってきた。読んでちょっとびっくり。しかし4月の開花にそなえて桜の細い枝の先には花芽が準備を始めている。慌ただしく、そして夜のライトアップにばかり目が行きがちである。しかし冬の枯木立にも春を見つけることができる。ハッとして、後にホッとひと息つくことのできる句である。