Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は市民病院

2019年12月08日 23時31分35秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 夜のウォーキング終了。本日は1万7千歩ほど。少々草臥れた。

 明日は朝から市民病院の診察。予約の時間は10時であるが、消化器内科は混雑する。9時過ぎには受付をしないと10時台の診察は難しい。11時からは血液内科の診察が控えている。会計が終わると多分正午になる。
 家を8時半前には出ないといけないようだ。

 帰りは横浜駅まで歩いて昼食という予定を立ててみた。

 いつものとおり昼食後には横浜駅界隈で家電量販店・書店などを見て回ってからコーヒータイムと読書タイムとしたい。その後駅から家の近くの薬局まで歩いて薬をもらい、最後15分ほど歩いて帰宅。これで1万5千歩位であろうか。

 それなりの運動量にはなりそうである。


十二月の慌ただしさ

2019年12月08日 22時01分55秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 天気は良かったが、寒い一日となった。朝から編集作業と製本作業。割合としては4対6くらいで製本作業が多かった。
 ずっと家に籠って作業をしていた。年末の日曜日、横浜駅の人出はかなり多いと思い、外出は止めた。しかし16時半過ぎに体がうずうずしてきたので、ウォーキングに出発、18時まで1万歩ほどを歩いてきた。普段歩かないコースを片道5千歩程を往復した。はじめはかなり早めに歩き、頼まれたピーマン1袋購入後はゆっくりと歩いた。小さなピーマン4個で税込み139円。ちょっと高かったかもしれない。袋を持参しなかったので袋代は払わず、ポケットに入れて歩いた。袋代5円、こんどから袋は必ず持参することにした。

 12日が十五夜、だいぶ月が丸くなってきた。昨日7日が二十四節気の大雪。横浜では初雪であった。朝6時ころに一瞬みぞれになったという。私は寝ていたのでわからなかった。
 年末気分になるのは、16日(月)の退職者会の幹事会終了後、ということであろうか。それまでの来週いっぱいは予定がぎっしり。

★山々は星を小出しに十二月       上田五千石
★青空を海に拡げて十二月        伊藤道明
★桜の木ひかりそめたり十二月      加藤喜代子

 第1句、夏山に親しんでいる人間には「山々は星を小出しに」という句は、夏の句と思うはずだ。だから、この句の作者は多分そのような趣味は持っていないかもしれない。都会で星空を意識するのは冬の場合が多い。それは空が切れいなばかりでなく、冬に見ることのできる星々に明るい星、明るく目立つ星座が多いことにもよる。横浜にいると星は東京湾からあがり、そして富士山・丹沢の山塊に沈んでいく。東京湾の方向は街明りで星は見つけにくい。しかしビルの赤い光の先や高速道路の街路灯の灯りの上から星が少しずつ光りはじめるのを見つけるのは面白味がある。
 都会を離れた太平洋岸であれば、海から星が上ってくる。この場合は暗い海から星々がつぎつぎに見えてくるであろう。こちらの方がもっとワクワクするかもしれない。そんなところに住んでみたいという思いはある。しかし実行には移せない。

 第2句、空と海の色の対比と相似は夏だけの特権ではないと知る句である。夏は海の青が空に拡がる。冬は空の青が海に広がる。面白い発見だと感じた。

 第3句、師走に桜の木を持ってきた。読んでちょっとびっくり。しかし4月の開花にそなえて桜の細い枝の先には花芽が準備を始めている。慌ただしく、そして夜のライトアップにばかり目が行きがちである。しかし冬の枯木立にも春を見つけることができる。ハッとして、後にホッとひと息つくことのできる句である。


コート―ルド美術館展(東京都美術館)

2019年12月08日 13時45分13秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 昨日東京都美術館で「コート―ルド美術館展」を見てきた。ホームページには次のような解説が掲載されている。

ロンドンにあるコートールド美術館のコレクションから、印象派・ポスト印象派の作品を紹介します。実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核に1932年に設立された同館は、美術史や保存修復において世界有数の研究機関であるコートールド美術研究所の展示施設です。本展覧会では、その研究機関としての側面にも注目し、画家の語った言葉や同時代の状況、制作の背景、科学調査により明らかになった制作の過程なども紹介し、作品を読み解いていきます。  日本の風景のようだと語られたファン・ゴッホによるアルルの風景《花咲く桃の木々》、19世紀後半の近代都市パリの風俗を映すルノワールの《桟敷席》やマネの《フォリー=ベルジェールのバー》、科学調査が作品の秘密を解き明かしたゴーガンの《ネヴァーモア》やモディリアーニの《裸婦》などをはじめ、選りすぐりの絵画・彫刻約60点を展示します。

 みどころとしては以下のような記述があった。

1. マネ、最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》来日
 作品の大部分は、鏡の中の世界。さまざまな解釈を呼び起こしてきた女性の表情と鏡像のずれ、画面左上にちらりと見える曲芸師の足、精緻に描かれたカウンターの静物など、マネはさまざまな要素を卓越した技術でひとつの画面に収めています。マネの画業の集大成が約20年ぶりに来日します。
2. ルノワール、ゴーガン、セザンヌなど、巨匠たちの作品を堪能
 第1回印象派展に出品されたルノワールの《桟敷席》、タヒチ滞在期の謎めいたゴーガンの名画《ネヴァーモア》をはじめ、イギリス随一のセザンヌ・コレクションから、油彩画10点、日本初公開となるセザンヌの手紙が出品されます。
3. 名画を読み解く
 コートールド美術館の研究所の展示施設という側面に着目し、名画を「読み解く」方法を紹介します。画家の語った言葉や同時代の状況、制作の背景、科学調査により明らかになった制作の過程などを知ることで、新たな見方を楽しむことができるかもしれません。

 

 マネ《フォリー=ベルジェールのバー》(1882)、ルノワール《桟敷席》(1874)、セザンヌ《カード遊びをする人々》(1892-96)、ゴーガン《ネヴァーモア》(1897)の4点については、作品の解析が大きなパネルで提示されていてこれも勉強になった。  特にセザンヌの「カード遊びをする人々」については、同名の各作品を並べての比較検討もあり、とても参考になった。

 会場は大きく3つに分かれている。
1.画家の言葉から読み解く
2.時代背景から読み解く
3.素材・技法から読み解く
 出来るだけ総合的に作者を読み解くという観点だと思うが、わたしには好感のもてる展示だった。いくつかの作品の感想については、後日掲載したい。