この頃はコロナウィルスのニュースというかワイドショー的な特集番組ばかりらしい。私はその手のワイドショーやニュース解説は見ることも聞くこともない。国会中継もNHKの露骨な編集が鼻について見ることはない。
テレビというと、N響の演奏、日曜美術館、科学番組等々とNHKの番組が多かった。最近は定点観測の72時間、日曜美術館程度である。やはり(残念ながらというぺきか)NHKが多い。シリーズ物のサスペンスドラマを以前時々見ていたが、すぐに飽きてしまう。筋が読めてしまうし、勧善懲悪が鼻についてしまう。
そして推理ドラマはたいてい1960年代から70年代の反体制運動⇒テロ活動家の末路という図式に成り下がって揶揄的に描かれる。私は憤りを通り過ぎて、馬鹿馬鹿しくて見てられない。あの運動は社会深部への着地という指向のほうが本質的な流れなのである。
最近は音楽会も、能楽も狂言も見に行くことがなくなった。金銭的に厳しいのでしばらくは遠ざかっている。CDの再生装置が具合がよくないのでパソコンで再生しても音がよくない。こちらも残念ながら遠ざかっている。
そして美術館も演奏会も博物館も休館が相次ぎ、読書もまだ様子見の状態で集中しきれていない。なかなか思うようにならない昨今である。