Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

視力の回復と思考の回復

2020年03月13日 22時59分50秒 | 読書

 明日はだいぶ気温が下がるらしい。しかも朝から雨の予報。午前中は80%、午後は70%夜は40%の降水確率となっている。日中は外に出かけることはできそうもない。夜のウーキングは出来るだろうか。

 本日からの読書は「ゴヤⅣ」。ようやく再開となった。新書を2冊先行したわけだが、目の回復がだいぶ進み、堀田善衛の濃密な文章に目と脳がちゃんと追いかけられるようになったと思う。視力がよくならないと、脳もうまくはたらかないことを実感した。

 目が疲れると読書するのが疲れる。しかし目の疲れが回復しかけると易しい文書から読みたくなる。急に難しいものは読み切れない。思考の回復と視力の回復は相関関係にあるような気がする。


輪島市で震度5強

2020年03月13日 20時37分51秒 | 天気と自然災害

 昨晩2時過ぎに能登半島の突端を震源として震度5強の地震があった。布団に入り寝付く直前に携帯電話にメールの着信音があり、気がついた。急いでテレビを点けた。
 輪島市内で震度5強、穴水市内で震度5弱であった。深さ10km、マグニチュード5.4という速報値が表示されていた。その後、深さ12km、マグニチュード5.5となった。余震は朝6時までに5回を記録している。しかし6時以降、余震は発生していない。
 深度が随分浅いという印象がまず浮かんだ。ついで被害状況を注視していたが、さいわいけが人は極めて少ないということがわかって、一安心した。
  深夜の震度5強というのは、被害の把握などに大変だろうな、と思いながらもそのまま寝てしまった。


本日の読了「物語 スペインの歴史」

2020年03月13日 14時13分05秒 | 読書

   

 本日読み終わったのは「物語 スペインの歴史 -海洋帝国の黄金時代」(岩根圀和、中公新書)。
 目の回復過程がゆっくりなので、なかなか読み進められなかった。読み終わるのに時間がかかった主な理由はこれであるけれど、不満足な内容。
 イスラムの侵攻とその駆逐については詳細である。イスラムの残した文化の浸透についてはもっと勉強はしたいと思う。
 海洋帝国といってもカタルーニャの地中海を席巻した発展についてはほとんど触れていない。「統一王朝」になってからの大航海時代に大半のスペースが咲かれている。
 そして大きな割合を占めるのが、無敵艦隊の栄光と敗北を扱った、対トルコのレパントの海戦と対イギリスの会戦の詳細。いづれもそれぞれに参加したセルバンテス(「ドン・キホーテ」の作者)と詩人ローペを語りながら綴っている。特にセルバンテスの振舞いについては「物語」としては読ませる。
 先に「物語 カタルーニャの歴史」を読んだこともあり、スペインならでは独自性の強い地域のありようについての分析・掘り起こしは不満。
 特にバスク地方の特色やその独立志向の解析には筆は向かず、バスクの独立運動の1960年代末から2000年位までのテロ戦術についての非難ばかり詳細で、独立運動の歴史的背景などについての分析はない。
 ナポレオンのスペイン征服についても触れず、スペイン市民戦争の評価も隔靴掻痒である。フランコの評価についても首を傾げた。