夜になって雨はすっかり上がった。予報どおりであった。神奈川県内でも現在雨の降っているところは北部山沿いのごく狭い範囲である。
夕食後に若干時間があったので、年金に関する提出書類の記載、団地の管理組合についての書類に目をとおしているうちに1時間も費やしてしまった。
それが済んでからようやく、「絵画について」(ディドロ)の第6章「建築に関するわたしの意見」、第6章「全体に関する小さな補諭」に目をとおした。私が読んだ限りでは後半に入るにしたがい、分析的ではなくなり、「論」からは遠くなるようだ。
もう一つの章のうしろに、「1765年のサロン 序文」という短い文章がある。個別の作品批評でと思う。これまで読んだ文章からすると著者は、「論」よりも個別の作品批評がより説得力があるような感じもするので、これに期待したい。
就寝まで引き続きこの本を読むことにした。本日中に読み終わり、明日の大磯駅までの車中の御伴は「万葉集の起源」(遠藤耕太郎)あるいは「自省録」(マルクス・アウレリウス)としたい。