Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書12月号」 その2

2020年12月01日 22時47分45秒 | 読書

 疲労感・徒労感の強くなってしまった一日であったが、ようやく「図書12月号」を読み終わった。昨日に続いて気ぜわしく、あまり頭に入ってこなかった。
 目をとおしたものは、次の5編。いつものとおり覚書として。

・二度断られ、三度目は‥       鷲巣 力
「思想はひとりの人間の生死を超えて生き続ける。私たちが、本書(松沢弘陽「福澤諭吉の思想的格闘」)から。あめいは福澤の思想的格闘から学ぶべきは何だろうか。それは、思想的闘いとは「負け」を認めない限り「負け」ではなく、何世紀にもわたって引き継がれる〈希望〉なのだ、ということではなかろうか。」
 私には理解できない言葉であった。思想的闘いに「勝ち」「負け」という言葉が唐突に出てくるのも理解できず‥。

・虐殺の匂い、柘榴の香り        亀山郁夫
「(38歳の)ドストエフスキーは、首都への帰還の夢と、悪夢と化した妻マリアとの結婚生活のはざまで苦しんでいた。しかしそれでも希望はあった。作家としての第二の人生が半ば約束されていたからである。他方、作家が夢に見た憧れの地(スペイン)では、七十七年後、同じ38歳の(詩人フェデリコ・ガルシア・)ロルカが、兵士たちの突き出した銃の前で絶望にかき暮れていた。セミョーノフスキー練兵場では起こりえた「奇跡」が、ロルカの身に生じることはついになかった。」

・黒石、売り出す。           四方田犬彦
  
・翻訳詩アンソロジーの楽しみ      斎藤真理子

・武士の魂は「おかざり」か?      橋本麻里
「(刀剣は)「折紙」という体裁の金券に変換して、「天下の回りもの」として貨幣のように流通させたのだ。それでも刀が空疎な虚飾とされることなく、「信用」を保ち続けて来られたのは、決して失われることのない、原初の恐るべき暴力性のゆえだろう。戦わない武士の腰にあってその魂と見なされ、抜くことが禁忌ですらあった刀。相互確証破壊の論理によって、どれほど大量に溜め込もうが軍事的衝突に使われることがない(ということになっている)核兵器。「国と国民統合の象徴」として君臨しながら、統治を行わない(ことになっている)君主。それらは本当に、「おかざり」なのだろうか。」


空回りの日

2020年12月01日 20時22分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 何とか資料の印刷は終了。残りはデータの整理で20分ほどで本日の作業は終わりそうである。昨日読みかけの「図書12月号」を読み始めようとしたら、本日は風呂の清掃をしなくてはいけない日であった。
 しかも印刷が終わり、夕食後の歯磨きを始めたら、デザートのブドウが食卓に出ているのに気が付いた。
 とうとう果物にも見放されたようである。本日は何ごとも私の思い通りにはならない、空回りの日である。愚痴を連ねる日となってしまった。

 作業自体はスムーズであったが、作業のご褒美がもらえない徒労感たっぷりの日であった。これが尾を引いて明日の打合せ、会議ではせっかく作った資料の作り直しなどにならないことを願うしかない。


予定外の外出

2020年12月01日 17時59分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 退職者会の明日の打合せ・会議のための作業が午前中にひと段落して、昼食休憩。午後から読書タイムと予定を立てていたら、オーブントースターの購入のために、家電量販店でのお供を命じられてしまった。
 帰りに喫茶店でコーヒータイムとはなったが、結局読書タイムは確保できずに帰宅。

 出がけは暖かく感じたが、帰りはやはり寒くなってきた。

 夕食までは出来上がった資料の打ち出し。6ページのリーフレットの完成原稿と、40ページの記念誌の原稿である。

 夕食までに出来上がれば、夜は読書タイムとできるのだが‥。