Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

雨が続く

2021年09月04日 23時18分50秒 | 天気と自然災害

 雨の予報がしだいに長くなっている。初めはたしか今週の木曜日だけだったような気がするが、昨日・本日と伸び、本日の天気予報では明日日曜日からさらに月曜までも雨のマークがついている。雨の日が長く続くのは嫌なものである。今年は雨がしつこく長い。
 6日(月)の会議は8日(水)に延期となったのは、ありがたいが月曜まで雨が続くのは勘弁してもらいたいものである。すっきりとした晴れ間が欲しい。
 本日は妻と横浜駅まで出かけて、昼食。といってもハンバーグ店で無料のフライドポテトの券があるというので、ついていっただけ。二人でハンバーガーも注文したが、何十年ぶりのことであろうか。店内は若い人ばかりで場違いな二人であった。
 食べた後は私は書店へ、妻は食材の買い物と、別々の方向に分かれた。若い人とは違い、年寄りは別々の方角に進むものである。私はさらに本を抱えていつもの喫茶店に向かったが、混雑していたので、広いイートインコーナーのあるコンビニでコーヒーをもう1杯飲みながら、30分ほどの読書タイム。

 明日は団地の管理組合の諮問機関の会議。昼以降の予定はない。退職者会のニュース作成が無くなると、少々寂しくなる。かといってこれが続くとつらい。なかなか思うようにはならない。


ハンス・アルプ「鳥の骨格」

2021年09月04日 22時23分54秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 この作品(「鳥の骨格」(ハンス・アルプ、1947、富山美術館)は、昨年11月に横浜美術館で開催された「トライアローグ 語らう20世紀アート」展で見て、印象に残った作品の一つである。あまり現代美術については知らない私なので、作者のハンス・アルプ(1886-1966)の名も作品も初めて目にした。しかしどこか既視感のある作品であった。
 この展覧会は、横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館の3美術館の収蔵品で構成されており、富山県美術館蔵となっている。富山では美術館に行っていないので、どこで見たのであろうか。
 ハンス・アルプは、ダダから出発したらしい。木や路傍の石のような自然の物体でレリーフにまとめ、単純化された形の組み合わせで作品をつくっていたという。今回の展示では「森」(1917、開いた県美術館)と題した、油彩と木の小さな作品と、「瓶と巻き髭」(1923-26、横浜美術館)という前者に蔵へ少し大きめの作品が展示されている。後者は厚紙に油彩で着色した瓶・へそ・髭というオブジェで構成された作品である。
 丁寧に切り取られた形をどこか緊張感を醸し出すようにバランスの取れたように配置してあり、私には好感が持てる。しかし1930年代以降彫刻を手がけるようになり、この「鳥の骨格」がつくられたという。題名のとおり、鳥の骨格を思わせる造形であるが、それに捕らわれずにさまざまな印象を受け取ることができる。なによりも丁寧に磨かれた肌合いにまず見とれた。そして不思議な艶めかしさの塊にも見え、人間の造形かもしれないと思った。そして40歳代後半からの新しい転位にも驚いている。
 私はこのように丁寧な造形を好む。いくら邪道、本質は底にはないといわれようと、丁寧という、それだけで好感が持てて、作品に対して親近感を持つ。
 天辺と中央の鋭い突起に、鳥の嘴や、哺乳類の雄の形を見るのもいい。顔のようなところの穴、おなかの位置と思われるところの穴、下部の半円形の穴から人体を想像するのも面白い。空けて見える背後の空間に、マグリットの作品を思い出して、青空と雲を想像することもできる。
 私は是非ともこのミニチュアでも身近に置いてみたいと、思っている。手になじむ形態である。


泡盛とウィスキー

2021年09月04日 18時11分43秒 | 料理関連&お酒

 琉球泡盛が好きなので時々購入してくる。お酒の安売り専門店で、7月半ばに購入したのが「久米仙ブラック古酒35度」。好きでもそんなに高価なお酒は購入できないが琉球泡盛は廉価なので嬉しい。この古酒も1500円前後だったと思う。
 それでもいじましくちびちびと飲んでいるうちにとうとう8月末に最後の一滴を迎えてしまった。
 妻の顔色をうかがいながら、ちびちびと飲んでいると、味が分からなくなるが、一週間で無くなると、もっと悲しい。ちびちび飲んでいる合間には、ビール、ワイン、チューハイやらワンカップなどで気を紛らわせながら過ごした。



 本日はお酒の専門店には寄らず、スーパーで私にしては高めのウィスキーを購入してきた。税込み1600円のブラックニッカの「ディープブレンド」というのだそうだ。
 私は1本2000円を超えるお酒を購入することはまずないし、その上、ウィスキーは購入するのはさらに珍しい。
 思い出すと、ウィスキーは学生の頃は、トリスやエキストラニッカ、レッドばかりであった。昔の髭のブラックニッカなどはとても購入できなかった。今回は、あの髭のブラックより少し高めであった。ずいぶんと私も贅沢になったものである。
 現役時代はウィスキーはほとんど購入することも、まして外で飲むこともなかった。この10年ほどハイボールが流行りだして、居酒屋で時々飲むようになった。しかし家ではほとんど口にしないまま現在に至っている。ウィスキーが欲しい時は、角瓶のポケット瓶を一年に一度くらい購入する程度であった。
 ということで妻の目を気にしながら、記念撮影。
 恥ずかしながら、味の良し悪しについては、まったく分からない。ただこれが1600円のウィスキーというものか、という程度の感想で満足している。
 泡盛や、九州各地の乙類焼酎などのほうがまだ違いが少しだけは分かる。日本酒についても少しだけは違いは分かるつもりであるし、日本酒特有の旨味が好きである。
 だが、日本酒はどうしても一度に1合程度しか飲めない。口の中が1合だけでべとついたように感じて、それ以上飲めなくなる。
 多くの人とは反対に、日本酒をまず1合未満飲んでから、焼酎のお湯割りないしロックを注文する。同行した人も、店の人も不思議そうな顔をする。

 今夜はこのウィスキーの水割りで満足することにしたい。