Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「大岡信 架橋する詩人」 第2章から追加

2021年09月14日 22時31分17秒 | 読書

 先日第2章からいくつか引用したが、引用を忘れた個所があった。

 1963年10月飯島耕一、谷川俊太郎などとバリを訪れた大岡は、「同行した現代美術コレクターの山村徳太郎の依頼で一緒に画廊などを周り、ジョアン・ミロ、エルンスト、フェルナン・レジェ、ジャクソン・ポロックなどの作品を選んだ。山村がこの時買ったうち七点は、のち国立西洋美術館に寄贈された。」(第2章「越境、また越境」の「1 美術という沃野」)
 国立西洋美術館の常設展の第12室に展示されている以下の諸作品がこれに該当する。
 ジョアン・ミロ《絵画》(1953年)、
 マックス・エルンスト《石化した森》(1927年)、
 フェルナン・レジェ《赤い鶏と青い空》(1953年)、
 ジャクソン・ポロック《ナンバー8,1951 黒い流れ》(1951年) 

 画像と作品解説は、国立西洋美術館の公式ガイドブック3より。レジェは同美術館のホームページより。

         

 いづれの作品も展示されているときは、私は必ず立ち止まって見ることにしている。特にミロの作品は、20代初めに見てとても印象に残った。エルンストの作品は不気味であると同時に小さいころの住んでいた近くの森の奥行きのある闇への恐れが思い出された記憶がある。
 レジェの作品には惹かれなかったのだが、今年横浜美術館でレジェの3つの作品を見てあらためて感銘を受けた。それから国立西洋美術館にもレジェの作品があることを思い出し、検索してみた。機械的な都市風景ではなく、このような自然の風景に触発されたような作品を見て、私なりに再評価している。
 ポロックの作品の中では、この西洋美術館にある作品には惹かれる何かがあるが、まだよくわからない。

 私はこれらの美術作品が国立西洋美術館に収められ展示されていることについて、大岡信に感謝したい。


1円の攻防

2021年09月14日 19時57分11秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日の歯医者での治療は、仮の歯の型取りで終了。来週の火曜日に仮歯を装着するとのこと。慌てずに治療を続けるしかない。
 午後から横浜駅界隈に出かけたものの、書店で立ち読みしているうちに、窓の鍵を掛け忘れたのではないか、と不安になり慌ててバスにて帰宅。さいわいにも妻が先に帰っていた。そして妻が出かけるときにちゃんと鍵を掛けて出たとのことで一件落着。

 近くのドラッグストアに再度出かけて、買い忘れていた洗口液を購入。
 レジの近くで、現在ほとんどその姿を見なくなった樽型の無糖缶コーヒーを1缶29円(税込み31円)で販売していたのを見つけた。3缶を税込み93円にて購入した。4缶買うと124円ではなく125円となり、税金を1円余分に取られそうなので3缶にした。一応暗算ができて、1円儲けた喜びで内心ニヤニヤ。
 帰り際、小雨に濡れながら、単純で情けない発想だったかもしれないと、途中で自己嫌悪。

 雨は次第に本降りとなり、今も雨の音が絶え間なくしている。明日の朝まで降り続くらしい。
 


ぎっくり腰とのお付き合い

2021年09月14日 10時10分58秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 朝になるとぎっくり腰の症状が出てくる。起き上がるまでが苦労する。手をベッドや壁について前かがみでそろりそろりと歩く。広いリビングルームに出てからおもむろに腰を伸ばして、まずは便所に直行。ここでも手摺がないと便座には座れない。そしてパンツを持ち上げるために前かがみになるのも一仕事。さらに立ち上がるにも手摺を握りしめ、声を出さないといけない。
 狭い便所から出るときが一番危険である。スリッパをきちんと脱ぎ終わってからでないと、次の一歩は踏み出せない。スリッパが足についたまま次の一歩を踏み出すと転倒の危険。
 リビングルームに戻るころにようやく、腰がまっすぐになる。ここで普段着に着替えるが、前かがみは厳しいので、椅子やテーブルに手をつきながらゆっくりとした動作が欠かせない。
 朝食を食べ終わるころには、腰の周囲の筋肉の硬直は弱まり、楽になる。

 こういう症状であるとあと1週間くらいは痛みが続くのではないかと、40年に及ぶぎっくり腰との付き合いの経験から推測している。今回はこれまでの中では中程度の症状と自己診断。

 早い回復をめざして無理をしてしまうのは、厳禁。かといって体を動かさないのは急性の症状が出ているときだけ。少しずつ体を動かして筋肉の硬直をほぐしていかないと回復しない。私は柔軟体操はいくつかをのぞいてあまりしない。以前柔軟体操によってかえって症状が悪化した経験が幾度もある。
 軽い前屈と後ろに腰を伸ばす、これを幾度か繰り返す程度にしている。それができるようになれば、ゆっくりと歩くことから。場合によっては杖を使う。昨日からは杖はつかないで済むようにはなっている。