来週8日(水)には市民病院で胃癌検診を受ける。今年初めにいくつかのがん検診を受けたが、胃癌検診を申込をするのを忘れていた。年度が変わってから申込、7月末に検診を受けることになっていたが、発熱があり、一か月半遅くなった。
この問診表に本日記入していたら、70歳以上は検診料が「免除」となっていた。予定通り7月28日に検診を受けていたら3,140円の支払いとなっていた。わずか1週間ほどで有料と免除の違いが生ずるところであった。
もっとも横浜市のがん検診制度で70歳未満の市民が支払う3,140円でも、自費で行うよりも11,000円以上安くなっている。
来年は他のがん検診の項目も免除となるものがある。胃の内視鏡、肺X線、大腸便潜血、前立腺が免除である。ただし私の場合、大腸検診は従来から内視鏡を受けるよう指導されている。同じく医師から受検するよう進められている肝臓・胆嚢・膵臓3つの臓器がセットになった検査は免除にはならない。いづれも過去の私の病気の経過から、医師から勧められている検査である。
濱ともカードなど65歳以降各種割引の制度やそれが適用となる施設や店が多数あり、それはそれでありがたい。しかし自分がこんなにも「高齢者」なのか、と敢えて強調されているようで、不思議な心境になる。高齢者であることを突きつけられているようなものでもある。敢えてそれらを利用しないで、飄々と生きていくのもいいが、それができるほど、生活にゆとりがあるわけではない。やはり割引は利用したい。
気持ちと実態がかけ離れていく。
NHKFMで、ブラームスの「交響曲第1番ハ短調作品68」を聴いた。管弦楽は、東京フィルハーモニー交響楽団、指揮はチョン・ミョンフン、2021年7月2日サントリーホール大ホールでの録音。
私がこれまで聴いたブラームスの交響曲第1番とはだいぶ違った印象であった。力強い、というのだろうか。よく言えば芯の強い、骨太に聞こえた。悪く言えば無骨で、どこかつっけんどんであっさりしている。私がブラームスに持つ、ねっとりとして、人なつっこい印象が薄かった。
同じブラームスの交響曲第4番ならば、どのような演奏となるのか、聴いてみたいと思った。
同時に放送された13年前に同じ指揮者で演奏された、ベートーヴェンの交響曲第8番第2楽章はそれほど違和感というものは感じなかった。
雨が朝から上がっていたので、久しぶりに横浜駅以外のJRの駅まで往復を歩いた。駅の傍にある大きな商業施設で運動靴を購入。これまでの運動靴にとうとう穴が開いてしまった。靴底ではなくて、左右それぞれ外側の指のあたりである。底に開いた穴ではないので、しばらくそれを無視して履いていたが、やはり歩きにくい。足が外側に傾いてしまう。
ランニングシューズではなく、ウォーキング用のシューズを物色。税抜きで7200円、6400円、4900円の三種類のシリーズものがあった。同じスタイルだが、6400円のものはどれもが縫い目が雑で、下の生地が見えていた。さらにさすがに7200円の物ははき心地が良さそうであったが、財布と相談の結果4900円(税込み5390円)を購入。表面の布地が少なく、全体に硬めであった。履いているうちに足になじむだろうという希望的観測というか期待を込めて、硬めであることには目をつぶった。
新しい靴に履き替えて、それを履いて帰宅。とりあえずは足に大きな違和感はなかった。布地ではないので、少し蒸れるかもしれないが、本日のところはそれは気にならなかった。昼間の晴れているときに長時間歩いてみないとはっきりしない。
新しい靴を履いてウキウキとするには歳を取りすぎているし、さらに色も黒である。が、恥ずかしながらなんとなく心が軽くなるものである。