本日も古今和歌集真名序の読み下し文を書き写した。最速であと2貝で終わってしまう。これが終了したら、次は何を書き写すか思案中。もう一度芭蕉の文章に挑戦することも考えた。その場合は再度「おくのほそ道」の書き写しではなく、他の紀行文にしたい。あるいは方丈記、新古今和歌集の真名序・仮名序という選択もある。あるA君は漱石の各長編の冒頭部分は味がある、という。頷いたB君は「夢十夜」は全部写せるのではないか、という。
そして私の脳味噌の片隅から、石牟礼道子の俳句はいいぜ、という声も聞こえてきた。これにはなかなかそそられた。
いづれにしてもあと3日以内には決めたいものである。
昨晩思い切って東京ステーションギャラリーで開催している「佐伯祐三 自画像としての風景展」の日時指定券をネットで購入した。日時指定券の購入はこの3年間で初めてだと思う。神奈川県立近代美術館葉山では当日すいていたのですんなり入場できたので日時指定券は購入していない。こういう方式がどうも好きではないが、1回くらいは経験しておこうと思っていた。3月16日(木)の午後である。
佐伯祐三という画家のまとまった展覧会は私は始めて見に行く。以前から数点の有名な作品を見てとても惹かれていた。
ホームページには次のように記されている。【https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202211_saeki.html】
★「佐伯祐三 自画像としての風景」 2023年1月21日(土) - 4月2日(日)
およそ100年前、大阪、東京、パリの3つの街で短くも鮮烈な生涯を送った天才画家・佐伯祐三(1898-1928)。佐伯は短い画業の中でしばしば画風を変化させましたが、それは多くの場合、描くべき風景の発見と結びついていました。本展では佐伯が描いた3つの街に焦点を当て、風景画だけでなく、人物画や静物画も含めた佐伯芸術の造形性について再考します。東京では18年振りとなる本格的な回顧展です。
「ピカソとその時代展」以来の久しぶりの美術展、楽しみにしている。
本日のお伴はブラームスの弦楽四重奏曲全3曲。演奏はアルバン・ベルク四重奏団で、1991年から92年にかけての録音。
第1番(作品51-1)はベートーヴェン風で、第2番(作品51-2)はシューマン風と言われているらしい。共に1873年、40歳の年に発表。それならば第3番(作品67、1875年、42歳)でようやくブラームスらしさを確立したということなのだろうか。
この四重奏曲を聴くときには、ヴィオラの活躍が特に私の耳に残る。特に第3番のヴィオラは印象に残る。ヴィオラという弦楽器は音量があまり出ないが、使い方ではとても表情豊かで印象に残る楽器である。
本日の天気は予報通り雨。風は昼前は強かった。今はおさまっている。昨日は一日家にこもっていたので、雨があがれば外に出かけるよていである。現在雨はあがったものの、南の方角に黒い雲があり、もうひと雨きそうな気配である。