Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

啓蟄の日の蜘蛛

2023年03月15日 21時43分56秒 | 読書

 3月6日から20日までが啓蟄、虫が動き出し這い出てくる時節である。本日の朝、パソコンの台の上を小さな蜘蛛が歩いていた。この春、始めて見た蜘蛛である。子の蜘蛛は糸を吐いてそれを風に吹かせて空を飛んでくる。
 本日見つけたこの蜘蛛はどこから来たのであろうか。空を飛んできてから我が家のベランダのプランターの片隅で少し成長してから、アルミサッシを開けたときにでも室内にもぐりこんだのであろう。
 ゴキブリに幼虫やダニなどを食べてくれる「益虫」でもあり、そのままにしておいてもよかったが、小さなプラスティックの容器に入れて、ベランダに放してやった。

 本日、古今和歌集真名序の読み下し文の書き写しを終了。これで、「おくのほそ道」「古今和歌集仮名序」に続いて三つ目の書き写しが終わった。
 次に何をするか、考えたが、石牟礼道子の俳句の前に、「新古今和歌集真名序」の書き写しを少し始めた。
 「おくのほそ道」でノートを1冊使用した。古今和歌集の仮名序・真名序でまだノートを7割程度しか使用していない。残りを新古今和歌集仮名序で埋めることができそうである。石牟礼道子の俳句はそののちにすることにした。
 午前中は「絵画の政治学」の第6章「ファン・ゴッホ ルヌアールとリヨンにおける織工の危機」を引き続き読んだ。

 


坂本龍一氏のアピール転載

2023年03月15日 19時41分14秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 坂本龍一氏が東京新聞に寄せたアピールを転載させてもらう。岸田政権の原発回帰の方針に対する批判である。以下、東京新聞の記事も合わせて引用させてもらう。

 音楽家・アーティストの坂本龍一さん(71)が、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から12年となったことに合わせ、本紙(東京新聞)にメッセージを寄せた。政府が原発回帰の方針を示していることに関して「なぜこの国を運営する人たちはこれほどまでに原発に固執するのだろう」と批判。コンクリートが劣化し、テロやミサイル攻撃の標的になりかねないとして「むしろ時間が経たてば経つほど危険性は増す」と指摘している。(小椋由紀子)

◆「何かいいことがあるのだろうか」
 坂本さんは「人々の記憶は薄れているかもしれないけれど、いつまでたっても原発は危険だ」と強調。「事故の汚染水・処理水も増えるばかり。事故のリスクはこれからも続く」と訴えた。
 岸田文雄首相は、震災後に封印されていた原発のリプレース(建て替え)や、60年超の運転容認を国会で十分な議論をしないまま決定した。坂本さんは「なぜ未完成で最も危険な発電方法を推進しようとするのか」と岸田政権の対応を問題視する。
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分問題が解決されていないことにも触れて「何かいいことがあるのだろうか」「そこまで執着するのはなぜだろう」と疑問を連ねる。
◆直腸がんで今も闘病
 坂本さんは2011年の東日本大震災後、被災地出身の子どもらによる「東北ユースオーケストラ」を創設し、代表・監督を務めるなど被災者を支援してきた。環境保護や脱原発に強い関心を持ち、13年には本紙記者約100人と、震災・原発と報道をテーマに意見交換。討論をまとめた「坂本龍一×東京新聞 脱原発とメディアを考える」(東京新聞)が刊行された。
 21年1月に直腸がんを公表し、今も闘病中。昨年12月には、事前収録した無観客のピアノ・ソロ・コンサートを日本や欧米、アジアなど約30の国や地域に配信し、体調面から「これが最後になるかもしれない」とコメントしている

 坂本龍一さんが本紙に寄せたメッセージ全文は次の通り。

2011年の原発事故から12年、人々の記憶は薄れているかもしれないけれど、いつまでたっても原発は危険だ。
いやむしろ時間が経てば経つほど危険性は増す。
コンクリートの劣化、人為的ミスの可能性の増大、他国からのテロやミサイル攻撃の可能性など。
なぜこの国を運営する人たちはこれほどまでに原発に固執するのだろう。
ロシアによるエネルギー危機を契機にヨーロッパの国々では一時的に化石燃料に依存しながらも、持続可能エネルギーへの投資が飛躍的に伸びているというのに。
わが国では、なぜ未完成で最も危険な発電方法を推進しようとするのか分からない。
発電によってうまれる放射性廃棄物の処理の仕方が未解決で増えるばかり。
埋める場所もない。
事故の汚染水・処理水も増えるばかり。事故のリスクはこれからも続く。
それなのに何かいいことがあるのだろうか。
世界一の地震国で国民を危険にさらし、自分たちの首もしめるというのに、そこまで執着するのはなぜだろう。  坂本龍一(音楽家)


ヨコハマヒザクラも咲き始め

2023年03月15日 18時02分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜でもソメイヨシノの開花宣言が出たらしい。早いものである。私はまだソメイヨシノは見に行っていない。団地のソメイヨシノは明日にでも眺めてみるつもり。



 フラワー緑道の南端のカワヅザクラは花よりも葉のほうが多くなっている。日当たりの良い物のほうが当然ながら早く散ってしまい葉が密生している。

   

 ヨコハマヒザクラは開花したばかり。いつもの緑道の最南端に2本が咲いている。不思議なことに日当たりはほとんど変わらないはずだが、花の遅速が毎年顕著である。本日は咲いている株は一分咲き、もう一本は数輪にしかすぎない。



近くではコブシが昨日と変わらず咲き、ユキヤナギが一層鮮やかになっていた。
 イロハモミジの新芽も美しかったが、ピントが合っていなかった。コンパクトカメラでは小さなものへのピント合わせが難しい。