Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

秋の雲

2023年11月24日 21時47分01秒 | 天気と自然災害

 朝から西寄りの風が強く、強風注意報がまだ出ている。13時過ぎには最大瞬間風速16.7m、最高気温は正午前に23.0℃にもなった。現在も15℃ほどあるようだ。21時過ぎからはかなり気温が下がるという予報であった。気温の下がり方は少し遅くなっている。



 昨日は美しい秋の雲が空一面に散らばっていた。この雲を見て、とても懐かしい感じがした。どこかで見たような記憶があるが、どんな場面だったかは思い出せない。いかにも秋らしい雲に思える。
 本日は雲はそれほどなかった。

 明日は寒気の南下に伴い、かなり寒くなるらしい。横浜の最低気温の予報は7℃。東北・北海道のかたからすればたいしたことはないかもしれないが、関東地方は今年の異常な暑さがつづいたこともあり、ひとしお寒く感じるのではないだろうか。


スマホのアプリの不具合

2023年11月24日 20時45分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 スマホであるアプリが突然作動しなくなり、ショップまで出向いた。予約していないので2時間後とのこと。その間に整形外科に出向いていつものヒアルロン酸注射。整形外科に行くために、横浜駅の東口と西口を2往復もした上に、整形外科まで早歩き。
 かなりくたびれ、さらに本日も1万歩も歩く破目になってしまった。さいわい、膝のほうは今のところ痛くなっていない。ちょっと心配だが、これまでの経験では多分大丈夫そう。
 ショップでは1週間程度電子マネーが使えないが、1週間後に再設定すればOKといわれた。仕組みや原因がよくわからないが、1週間我慢するしかない。

 帰り際、バスを降りてから空を見上げると月と木星がごく近くに近寄っていた。明日はさらに接近することになっている。周囲に明るい星がないので、とても目立つ。

 帰宅後は引き続きチャイコフスキーの交響曲第5番を聴きながら過ごした。

 


チャイコフスキー「交響曲第5番」

2023年11月24日 13時17分59秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

        

 朝からチャイコフスキーの交響曲第5番を聴いている。作曲されたのは1888年。第6番悲愴とおなじくスヴェトラーノフ指揮のソビエト国立交響楽団の演奏、1990年の東京での演奏会のライブ録音である。

 20代のころ、このチャイコフスキーの第5番とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ばかりを聴いていた時期がある。
 チャイコフスキーのこの5番は特に第1から第3楽章までを好んだ。第1楽章の付点四分音符と十六分音符で始まるクラリネットの序奏が耳から離れないどころか、脳内を響き続けていた。第1~第3楽章まで、いつも暗い押しつぶされた情念が浮かび上がろうとしてまた海のそこに引きづりこまれるように沈殿していく音の響きが私を捉えて離さなかった。
 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は序奏の四分音符4つの音で始まり、ヴァイオリンソロが出てくるまでに明るさに解決を求めていくが、チャイコフスキーは第3楽章まで引きづる。
 第1、第2楽章が消え入るように終止する。第3楽章もピアニッシモで終止するように進行し、取ってつけたように突然わずか3小節、四分音符6回の強奏で終り、フィナーレに入る。この部分は、最初の序奏の音型が復活する。同じ音型がこんなにも雰囲気を替えてしまうのが不思議に感じる。
 第2楽章の壮大な強奏で復活する序奏に出てきた音型と、美しい旋律が交互に同居する楽章の落差はチャイコフスキーの好んだウクライナ地方の広大な草原ながら厳しい自然に押しつぶされそうな人の営みを思い浮かべる。この2楽章も忘れがたい。

 20代前半、このような曲ばかりに惹かれていた。50年後の私はフィナーレの中にも暗い情念の世界を嗅ぎ分けている。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲にも。