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橋下徹という人はタレントとしての毒が売りだったかもしれないが、それをそのまま政治の世界に持ち込むという間違いが未だにわかっていない。政治とは一歩間違えば、人の生殺与奪の権すら持ってしまうのである。政治家の一言は人に希望を与える場合もあるが、絶望もまた与える可能性がある。だからこそ憲法を頂点とした法体系が存在するのでる。にもかかわらず、殺人事件として大きな問題になっているときに、論点のすり替えに躍起となっている。
沖縄の米軍に対する行動が果たして、アメリカ人一般を排斥しようとしてきたのか。軍隊としての米軍、アメリカ軍の意向が沖縄の人々に犠牲を強いてきた歴史を踏まえ、去ってほしいのである。
また日米地位協定によって、どれだけの犯罪が見逃され、うやむやにされてきたのか。ご存じないようである。是非以下の報道も見て欲しい。→【http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-201382.html】
人は常に謙虚に人の意見に耳を傾け、その背景を見聞きして学び、理解しようとする姿勢がなければならない。政治家はましてそれが活動の中心であるはずだ。
沖縄に行って是非戦跡をまわり、戦後の人びとの足跡を見聞し、爆音下の状況、米軍がとその関係者の犯罪の歴史も少しでも知ろうとする姿勢を示してほしいものである。
もうひとつ、弁護士法には第一条に「(弁護士の使命)弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と定められている。弁護士として是非弁護士法から勉強してほしい。
日本の政治家の恥のひとつとして記念に掲載しておくことにした。