Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

1月31日は皆既月食

2018年01月27日 19時04分22秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 月食は太陽ー地球ー月が一直線に並んだ時に起こる。
 今回は月の欠け始めから元に戻るまで全経過が見えるとのこと。全経過が見られるのは3年ぶりの現象で、3時間20分あまりのショータイムである。
 東京では、1月31日(水)の20時48分頃に肉眼で月が欠け始めるのが分り、1時間後の21時51分に皆既月食となる。皆既月食は23時8分迄、部分月食が終わるのは0時11分。
 皆既月食になると、月はワインレッドに光り、神秘的な美しさとなる。今回はより赤味が多いとの予報もされている。
 また今回は月が「かに座」にあって、すぐ傍には「プレセペ星団」という美しい星の塊が小さな雲のように見える。
 双眼鏡で見るのが一番なのだが、肉眼でも充分に楽しめるはずだ。日食とは違って肉眼や、双眼鏡で直接見ても眼に害はない。ただし寒いので暖かい服装が必要。

以下の画像は、国立天文台のホームページより【https://www.nao.ac.jp/astro/feature/lunar-eclipse20180131/


「茶と琉球人」(武井弘一)読了

2018年01月27日 09時15分43秒 | 読書
 「茶と琉球人」(武井弘一、岩波新書)を読み終わった。いつものとおり覚書風に記す。

 まずは「はじめに」で以下の問題提起がある。
「はたして歴史上、琉球・沖縄は自立していたことはあったのか。仮に自立していたことがあったとすれば、その“自立”とはどのような状態をさすのか。」

 この問題設定の後、記述はアジア・太平洋戦争のときの沖縄の人々の熊本県への疎開の体験談からはじまり、琉球国の成立と八重山諸島の併合-薩摩の琉球支配へと舞台を移し、近世琉球への熊本の球磨地方の茶の輸出の歴史へと論は進む。その中で近世琉球の農業の実態が述べられていく。

 最後に
「本書の課題は、茶というモノをとおして、近世琉球の“自立”を問うことにあった。これまで明らかになった史実をふまえながら、上記の課題をクリアしていきたい。」
「琉球国は、この国が成り立ってから、アジアのなかで中継貿易によって繁栄をきわめた。それ延長上で、近世琉球にいたっても、海を介した交易によって社会が成り立っていたと先入観をもってしまいがちである。だが、中国との進貢貿易が赤字であったということは、裏を返せば、貿易に依存しなくても、琉球人の暮らしは成り立っていた‥」
「なによりも重要なのは、‥輸入品のなかには、米などの日常の食料は一切ふくまれていないということだ。これは琉球社会で食料を自給できていたことを意味する。」
「こと近世琉球という時代にかぎってみれば、本土と琉球が農業型者会であったことは共通点といってよい。農業生産力というモノサシで本土と比べれば、確かに琉球の生産力は低いし、それに農業方法もおくれていた。」
「(“持続可能性”というモノサシで測ると)近世琉球おいては、農業を土台として(本土では達成できなかった)持続可能な社会が、基本的には形成されていた‥」
「琉球農業国家。すなわち、これが「茶と琉球人」を追い続けてきたことで見えてきた、新たな琉球の国のカタチなのであった。したがって、これからは、琉球国=交易型社会という先入観をはぎとった、新たな琉球・沖縄史の研究をスタートさせていくべきである。」

と結ばれている。

 これまで語られてきた近世琉球史に新しい視点を提示してくれたと思う。





明日は新年会の最後から2番目

2018年01月26日 22時14分13秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は昼から退職者会のあるブロックの新年会に参加することになっている。正体だが、むろん会費は払わなければならない。場所は横浜駅のすぐ傍。夕方には帰宅して明後日の団地の会議の資料の仕上げをしなくてはいけない。本日9割がたは出来上がった。

 「茶と琉球」は本日読了。明日の朝には覚書をアップできそうである。

 これから夜のウォーキング。昨日のような美しい半月を見ることができるであろうか。



一瞬雪がパラついた

2018年01月26日 20時25分20秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日に引き続いて「「茶と琉球人」(武井弘一、岩波新書)を横浜駅の喫茶店で読む。帰りは少し遠回りしたから帰ろうとしたが、少々時間を過ぎてしまった。あわてて自宅まで急ぎ足で歩いた。風が昨晩の夜のウォーキング時のように冷たい。途中で一時雪のようなものが一瞬パラついた。さいわい5分もしないうちに雲はどこかに消えた。
 昨夜も本日も高層はかなり強い風が吹いているようだ。昨晩は一時雲がほぼ全店を覆ったかけれど、すぐに晴れわたって上限の半月が西の空に美しかった。本日の雲の動きも早い。
 来週の半ば以降にまた南岸低気圧が通過するとの予報があった。できればもう雪は勘弁してほしい。
 今度の日曜の午後からは仙台に墓参、その後北リアス線に乗り、久慈・八戸経由で戻る予定。

軍手の匂いで思い出すこと

2018年01月26日 10時50分12秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 日課にしている夜のウォーキング、昨晩は一番寒く感じた。普段はまずすることがない手袋をして出かけた。手袋といっても軍手。軍手のあの匂いは不思議である。匂いにかなり鈍感な私でも匂う。新品であるほど匂う。

 軍手というのは多くの人は使い捨てと思っているらしい。イベントなどで配られると、作業が終わるとゴミとしてほとんどが捨てられてしまう。子どもたちも捨てるのが当然と思っている。
 現役のころに小学生の男の子に、「持って帰って使っていいんだよ」というと、困ったような顔をして、「臭いからいらない」と云われた。「学校や家で工作や大工仕事もどきをする時には軍手はとても有効だし、年末の大掃除でも役に立つのに」と同僚に話をしたら、「最近の子どもは大工仕事も、手を汚す掃除もしないし、学校も親もそんなことさせないよ」と云われてしまった。
 確かに私も好みの匂いではないが、慣れると懐かしく感じるようになる。2回から3回洗うと匂いは鼻先にもっていかない限り感じなくなる。ただし寒さで鼻をこするときには幾度洗っても残っている気がする。ひょっとしたら匂っているように感じるだれなのかもしれないが、匂いにかなり鈍感な私には自信はない。

 大きなつぶつぶの滑り止めのついた軍手は使いにくいが、細かい滑り止めのついた軍手は幾度も洗って山行に持って行く。何回も洗っているので、匂いはしない。妻に確かめてもらっても匂いはしないというから、間違いはないと思う。
 山行では岩場の下りと、下りで樹林帯に差し掛かった時に有効である。むかし、樹林帯で大きな木に手をかけたとき、大きななめくじのような虫を握りつぶしてしまって以来、忘れずに手袋をつけるようにしている。その時も手に嫌な匂いが残っている感覚に襲われて、今でも時々思い出すと鼻が異様に興奮して、水っ洟が流れ出てくることがある。私にとっては嫌なにおいというのは何時までも感覚に浸みこんでしまい、匂いがしないでも体が反応してしまうものらしい。
 軍手の匂いもそれに近い。ただし軍手で嫌な思いをした体験はないのが不思議である。

 現役の頃、当初は手袋と云えば軍手であった。次第に薄手の皮手袋が出てきたが出先の事務所の予算では高価で購入は出来なかった。そのために本庁の担当課まで行って、作業員の人数分を内緒で貰ってきたりして工面をした。組合交渉でようやく消耗品代などの予算の充実を働きかけ、厚手・薄手の皮手袋を一定購入できるようにした。当局側や、組合に懐疑的な職員は「軍手を使わくななり皮手袋ばかりになり贅沢だ」と言っていた。当時はみんな本気で怒ったが今では笑い話となった。軍手は使い道がなくなるわけではなく、皮手袋と今でも併存している。安全と使い勝手とは使う側がマニュアルを基本にしながら各自で判断している(はずだ)。


「茶と琉球人」(武井弘一)

2018年01月25日 21時30分27秒 | 読書


 「『快楽の園』を読む-ヒエロニムスの図像学」(神原正明、講談社学術文庫)は小休憩、昨日から「茶と琉球人」(武井弘一、岩波新書)を読み始めた。
 沖縄における茶の受容史かと思って「はじめに」を読むと、現代史それも戦後史から始まるので驚く。しかし近世、薩摩の支配を受けた頃からの話に絞られ、当時の農村の生活を解明していき、茶の受容史に近づいていく。なかなかおもしろい。
 本日でだいたい4割読了。明日までには読み終えて、また備忘録風に記してみたい。

冷えてきた

2018年01月25日 17時41分10秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 先ほどふたりで買い物がてら喫茶店でコーヒータイム。夕陽を浴びながら帰宅したが、空気がとても冷たくなった。風はそれほどないのだが、顔だけでなくコートに覆われた背中や両肩が冷たく感じた。
 残っている雪によるものでもあり、また寒気のせいでもあるようだ。夕日に向かってとても眩しいのだが、寒さですっかり鼻の頭が赤くなってしまった。22日にスマホで撮影した写真をすっかり忘れていた。


      

雪の処理も一段落

2018年01月25日 11時21分56秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 住宅地の中の雪はまだ残ってはいるが、大雪の影響はほぼ解消したと思われる。大人も子どもも何となく慌ただしく過ごした3日間も過ぎ、いつもの日常が戻ったような気分である。気分の高揚が落ち着いた。
 しかし2月3日までは大寒の真っ最中。団地の中でも雪の重みで枝折れが一か所発生、処理が終わったばかりである。
 お昼にかけて読書タイムがようやく戻ってきた。

上弦の半月

2018年01月24日 23時31分30秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 夜のウォーキングの途中、オリオン座とおおいぬ座、こいぬ座が美しく見えたので、思わず見あげながら歩いた。途端に眩暈を覚えるように足がふらついた。空を見上げながら歩くなどと言う慣れないことをしたためである。凍った雪の上に乗らなくてさいわいであった。特に病の症状ということではない。
 星を見あげてその光に圧倒されるというのは、山の頂上での夜にこそふさわしい。そういう時に確かに星が頭の上でぐるぐると回転する錯覚にとらわれたことは幾度となくある。あの体験はいつまでも記憶に残っている。これは山小屋ではなかなか味わえない。テント山行の醍醐味のように思う。街の中で星の光に圧倒されるという雰囲気はとても味わえない。
本日はちょうど月を正面に歩く時間帯となった。ほぼ上限の半月が地平線に近いところにあった。正確には明日が半月だが、平べったい茶碗を上に向けたように浮かんでいる。心持ち凹んで見えた。こちらは星とは違って、山の頂上で見るよりも、街の中の方が私は風情があると思う。

 本日のように寒い日は、次の句を思い出す。

★極寒や寝るほかなくて寝鎮まる    西東三鬼

北海道・青森・岩手で震度4

2018年01月24日 20時49分59秒 | 読書
 先ほどテレビで地震速報が画面に出た。携帯には緊急地震速報はならなかった。横浜では揺れなかった。津波の心配はないとのこと。
 気象庁の発表では、19時51分に発生し、深さは30キロ、マグニチュードが6.2と大きいな地震であった。最大深度は4となっている。震源地は青森県東方沖(北緯41.0度、東経142.5度)。
 震度4以上は、北海道様似町栄町、青森県八戸市、野辺地町、七戸町、五戸町、青森南部町、おいらせ町、岩手県盛岡市。

 原発関連の被害はないのか、津波があるのではないか、この大雪で雪崩が誘発されるのではないか、などと一瞬頭の中を不安がよぎったけれど、今のところ心配はないようで、ホッとした。



雪掻きにも少子高齢化の影響

2018年01月24日 19時55分55秒 | 天気と自然災害
 先日の雪が、融けずにかなり残っている。翌23日の気温があまり上がらなかったことと風が強かったこと、そして本日の気温も低く、凍結している。明日もこの冬一番の冷え込みということで、昼間に融けることはあまり期待できない。
 昨日の夜のウォーキングのときも、バス通りにもかかわらず凍結して滑りそうな個所がいくつかあった。横浜の戸建ての住宅地も住民の高齢化で雪掻きが出来る世帯は極端に少なくなっているようだ。合わせて、マンション、アパート、そして新築の住宅の前はほとんど雪掻きはされていない。凍っていてとても危険である。あれではその家の出入りにも支障があるのではないかと、首をかしげている。マンションでは車の出入りの個所は除雪してあるところもあるが、それ以外は手付かずで放置されている。
 雪掻きひとつで社会の縮図を見せつけられるようだ。

私の住む団地のなかでも雪掻きに出てくれた人の大半は私よりも年上の人が多かった。これはやむを得ないことなのだが、若い日とは仕事であたふたと出かけていく。こどもを抱えて保育園に急ぐ人も多い。
 こんな日に出勤を求めるのが当たり前になっているのかという疑問の方が先に立つ。社会全体がゆとりをなくしている証のように私には思える。

天災と人災

2018年01月24日 11時09分12秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日は晴れて気温もそれなりに高くなったが、風が強かった。本日も強くはないが風は続いている。団地の中の芝生の上に積った雪は昨日のうちにほとんどが融けてしまった。子どもたちには残念な状況である。
 朝起きると太ももの筋肉が若干痛い。昨日の雪掻きのためであるようだ。昨日は筋肉の肌に近い部分の痛みだったが、本日は奥の方が痛いような気がする。少しずつ筋肉痛の場所は移動するのだろうか。腕の筋肉は昨日はとてもだるかった。本日はかなり楽になった。今のところ腰は痛くない。背骨の両脇の筋肉は多少張っているようだが、ぎっくり腰の前兆のときのような痛みはなく、ひどくなることはなさそうである。

 昨日は大雪のニュースのほかには草津白根山の噴火、アラスカのマグニチュード7.9の地震、そしてフィリピンのルソン島マヨン火山の噴火と自然災害の話題が続いた。草津白根山では自衛隊員の死亡も確認されたようだ。けが人も多い。噴石の落下の様子などは恐ろしい。
 しかしそれだけではなく今度は、人災である。沖縄で3度目の米軍の軍用ヘリの民間ヘリポートへの不時着のニュース。村営ヘリポートで「緊急搬送用」ということであるから、民生用である。米軍ヘリが不時着している間は、急病人の搬送などに支障も出てくると思われる。
 沖縄以外の地であれば、もっと大騒ぎになる事案が3度も続いている。沖縄だから、事故も多いから、という理由でニュースにならない、問題が拡がらないというのでは何ともやりきれない。

アラスカ地震‥津波の影響はなし

2018年01月23日 20時26分46秒 | 天気と自然災害
 先ほど気象庁のホームページを確認したところ、アラスカ沖の地震による津波の影響はないとの記載があった。

地震情報(震源・震度に関する情報)平成30年1月23日19時50分 気象庁発表
きょう23日18時32分ころ地震がありました。震源地は、北東太平洋(北緯56.0度、西経149.1度)で、地震の規模(マグニチュード)は7.9と推定されます。この地震による日本への津波の影響はありません。震源は米国地質調査所国立地震情報センター(USGS,NEIC)による。〈情報第2号号〉

アラスカでM8.0の地震

2018年01月23日 19時39分29秒 | 天気と自然災害
 今度はアラスカでマグニチュード8.0を超える地震が発生した模様。津波の可能性もあるようだ。
 気象庁の情報は以下のとおり。次の情報が待たれている。気象庁からは津波情報は19時35分現在まだ発せられていない。

地震情報(震源・震度に関する情報)
きょう23日18時32分ころ地震がありました。震源地は、北東太平洋(北緯56.0度、西経149.2度)で、地震の規模(マグニチュード)は8.0と推定されます。
太平洋の広域に津波発生の可能性があります。日本への津波の有無については現在調査中です。震源は太平洋津波警報センター(PTWC)による。詳しい震源の位置はアラスカ湾です。
PTWCでは23日18時43分に津波情報を発表しています。〈情報第1〉
http://www.jma.go.jp/jp/quake/

草津白根山の噴火情報

2018年01月23日 15時49分43秒 | 読書
 雪掻きを終えてテレビを点けたら、草津白根山が噴火したとの情報。「噴火に伴い雪崩が発生」、「ゴンドラの窓を破って噴石が飛び込んだ」、「噴石がレストハウスの建物の屋根を突き破った」「雪崩で行方不明者、十数名が負傷」、「ロープウェイの電源が停まり、非常電源で運転」、「訓練中の自衛隊員が遭難」、「噴火警戒レベル3の入山規制となった」などが報道されていた。またゴンドラの傍を大きな噴石がいくつも落下する映像が流されていた。
 ニュースはまだまだ輻輳している。

 気象庁のホームページ上では以下の情報が掲載されている。
① 草津白根山の噴火警戒レベル[PDF形式 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/level/PDF/level_305.pdf]
② 草津白根山の噴火警報(1月23日11時50分発表)[http://www.jma.go.jp/jma/press/1801/23a/kusatu-shiranesan180123.pdf]