セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

殯の森 (2007/日=仏)(河瀬直美) 60点

2007-05-30 11:50:25 | 映画遍歴
シンプルな映画というべきか、プロットだけで支えられている映画というべきか、根幹は人間の生、死、老若男女、自然との営み、家族、それらがテーマなのであるが、言いたいことは分かるが、河瀬直美監督はまだお若いのである。 年齢が若いと言っているのではない。このプロットで一本の映画を作ろうとするのなら、劇映画では甘すぎると言っているのである。 ドキュメンタリー映画では映像で人生の一部を切れ端にすればいいのでし . . . 本文を読む
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俺は、君のためにこそ死ににいく (2007/日)(新城卓) 75点

2007-05-30 11:30:42 | 映画遍歴
見るまでは題名がどうもストレート過ぎて引いていたのは事実で、気乗りしないまま見ていた。しかし、思っていたより、素朴な特攻隊の人々の描写にすぐそんな気持ちは忘れ去っていた。 視点が全く地平線を見るようにナチュラルなのである。一人一人の、ある意味死刑宣告を受けた人たちの心のさまよい、それを受け止めなければならない家族、世話をする人たちの話なのである。 この視点から映画を撮っているので、世間で言われるよ . . . 本文を読む
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