昔からよくある時代劇での偽者主人公もの。顔がそっくりな悪者が町で悪事を働き、主人公は全くの濡れ衣を着せられ、今までの評判が水の泡になるという、という話がよくありました。それに似た感じかな、本編は。
サンドマン、親友ハリーが単純にしか描かれていないので、深みがないのが少々残念。でも、肝心のブラックスパイダーはかなり奔放で面白かったです。
内容が本当に漫画っぽいというのが今回の特徴で、子供心を持ってい . . . 本文を読む
女王という絶対的権力者の一人の人間像を覗き見的な万華鏡を通して見る。
ダイアナという庶民的スターの存在は欧米と違い日本では分かりづらいが、その事件を通しバッシングを受ける人間女王の悩み、生きる力、愛そういうものを一人受け止めるヘレン・ミレンの演技。それに尽きる。
意外と、ドキュメンタリーもうまく映像に含めまとまった作品になっている。ひとつの人間劇にまで仕上がっている。
でも何を言っても少々がに股気 . . . 本文を読む
ざら目の画面に人間が生きてゆく不条理を象徴させている。何気ないひとつの行動が人間を現代の荒野の狼にさせていく。
3つの話はそれぞればらばらではなく関連性はあるのだが、みんな魂の彷徨を繰り返すのみ。
やはり3つの話では菊地凛子の突き詰めたまなざしが後々印象に強く残る。聾者というだけで、蔑み、まるで化け物を見ているかのような態度をとる日常人たち。人は差別、区別をすることのみで生きるすべを覚えている。
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