見てすぐに雑な演出にかなり驚いてしまう。また、上海占領時の日本軍が完全悪役扱いなので、歴史的解釈もへったくれもなく、アクション映画ならそれに徹すればいいものを、アナーキストというわけの分からない(この映画にはアナーキズムという意味さえ分かっていないと思った。)代物を心情的におっかぶせているので始末が悪い。
日本軍の日本語がほとんど聞き取れなく、字幕が欲しいぐらいであり、チャン・ドンゴンも主役なのに . . . 本文を読む
コメディなんだが、題名から窺い知れるようにヒューマンだと分かっていて観客は見ているわけである。で、結果その通りなんだけど、途中は結構主人公の悪人振りが際立ってしまい、またその部分も長いから、いつ目覚めてアットヒューマンな展開になるのだろうとみんな期待して見ている。
それまでの間は長いとは思ったけれども、先生が人間性に目覚めてから30分はなかなか見事であった。特にチャ・スンウォンの演技はかなり秀逸。 . . . 本文を読む