この映画にいろんな角度からの批評があるとは到底思えない。これほどのCGで地球規模の描写を徹底させた演出力(但しCGの)は驚異的だ。
少なくとも映画料金の均一化についてさえ論議が出てもいいのでは、(と、これは大げさかな?)と思われるほどの圧倒的な視覚の勝利。そして、映画的快楽(エクスタシー)。ストーリー的には突っ込みどころも多いが、それはこの映画の場合付け足しだから、観客はただ目の前のド迫力を堪能 . . . 本文を読む
意外とまじめで一途な【ムーア】。今度の対象は資本主義。ああ、そう来るか、、。でも単純だなあとも思う。けれども意外と歴史浅きアメリカの経済歴史を知らない僕。だから冒頭の単純アメリカ経済史は興味深かった。
結局2つの大戦に戦場とならずに富を莫大に蓄えたアメリカ。そして現在の戦争は陸地を必要としないキャピタルマネーゲームでもあるのだ。だからこそアメリカは初めて(経済)戦争に敗れたとも言える。
中産階 . . . 本文を読む
冒頭の絵コンテの美しさは比肩するものがないです。しかし、明らかに大人しかも老年世代を意識した映画作り。ディズニー映画で童心に戻らなくても見られる映画があるということにまず僕は驚いてしまう。
何を隠そう、僕はこの「童心に戻る」ということが全くできない欠陥人間なのです。それは僕のはるか昔の幼児のときからそうであった。僕の子供時代にはテレビで毎週ディズニーランドというアメリカの番組をやっていた。「おと . . . 本文を読む