前半は風がまだまだ冷たい。これが例年と違うところ。いつもはもう暑いぐらいなのだが、、。
雨が降ったりしていたので、水やりを乾かし気味にしている。3日ぶりである。バラもそろそろ蕾が出て来始める。でも、うどんこ病の被害が意外と激しい。初めての経験で困惑する。
月曜から水曜日まではいつも通り、主に梅田で映画鑑賞。計7本を見たが秀作多し。4/29は久々に京都に出かけ、まず演劇鑑賞ののち京都博物館に行き今 . . . 本文を読む
冒頭から観客を引き込むドキュメンタリータッチ風作風が異様に迫力を持ち、終盤まで崩れない。その製作力というか、演出力は並大抵のものではない。こちらが休む瞬間がなくなるのだ。それほど画面に食らいついている自分を発見する。
南アの上空に浮遊する宇宙船の立ち位置の見事さ。エイリアンが人間よりもひ弱そうだという逆転発想。エイリアンはエビと呼び捨てられ見事難民へと追い立てられる着想の素晴らしさ。人間はこの映 . . . 本文を読む
2時間、最前列で崖のように聳え立つスクリーンに向かいながらプレシャスと心の対峙をする。彼女の心は困ったことがあるといつも楽しいところに逃げる。あり得ない仮想の場所にいつも彼女はいる。それでやっと生きるという過酷さから自分を避難させている。
半端じゃない生活空間だ。次から次へと彼女めがけて苦難が飛び込んでくる。悲劇というものを超えている。近親相姦そのものが彼女を追いつめているのに、救ってくれるはず . . . 本文を読む
月に一人でいること。単純な作業。話す相手ははるかかなたの地球の家族たちと身近なロボットのみ。契約の3年間もあともう少しで解放される。地球への帰還だ。家族と思い通り話せる、、。
そんなサムだが、小事故から不思議なことに見舞われ始める。ふと起きると自分の分身の男が横にいる、、。
はるか宇宙の果てで本当の哀しみを知ってしまった男。自分が自分でないことに気づかされる男。肉体はクローン。思考は誰かのコピ . . . 本文を読む
劇作家、とはいえ俳優との掛け持ち演出者兼経営者。モリエールと言えば世界的な喜劇作家だが、僕が日常よく行っている小劇場のようなものを小屋感覚でやってたんだなあ、とこの映画から分かる。
本当は悲劇なるものをやってみたい、そんな悲愴的な決意は持っている。しかし、スポンサー、観客の要望等がそれを阻止する。相変わらず爆笑喜劇を求めている人たち。そのズレに悩んでいるモリエール。分かるなあ。でも、劇団員も食べ . . . 本文を読む
歌劇の劇作家ってあまりイメージがないけれど、この映画はそういう歌劇の脚本を書いた人が主人公です。カサノヴァとかモーツアルトも当然登場するがそれほど入り込むこともなく、歌劇が作られるまでを映像で綴っていく。
当時の作曲家というのは指揮もし、観客動員、また作品の反応も気にする職人だったのだなあと改めて納得する。モーツアルトが生活のために身をすり減らして五線譜に向かっている姿も生々しいし、かなり当時の . . . 本文を読む