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終戦のエンペラー (2012/日=米)(ピーター・ウェバー) 80点

2013-08-10 11:02:03 | 映画遍歴
ソクーロフの「太陽」と同じく天皇の肉声の見事さを貫く秀作である。ラストの10分間、マッカーサーと天皇ヒロヒトとの会見がそれまでのすべてを伏線にしてしまうほどの映画的醍醐味と人間天皇としてのほとばしる感動に酔う。 この映画のミソはマッカーサーの部下フェラーズから見た戦後処理の日本の現実であろう。複眼的に見せたため客観的な視点が出来得たと思う。これはよかった。 大体この手の映画で多く描かれていた日 . . . 本文を読む
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