女性版、男性版(女装版)の2編を見る。3時間。満席むんむん、久々に窮屈な環境で鑑賞。やはり女装版が迫力があり、見ていて演劇的にも惹きつけられる。同じようなホンなんだけどね、やはり役者の個性が花火のように打ち上がってる。
偽夜間金庫事件、大丸、グリコ、森永と怪しき事件が続いた当時の時代が垣間見える。
懐かしいなあ、、。そんな年齢になったんだなあ、とほくそ笑む。
俳優陣も楽しんでる。観客と空気感 . . . 本文を読む
敢えて現代を生き抜くために我々が採っている行動パターンをスクエアという図形の外側・内側から覗き見た不快な作品ではあります。
そこにあるのは、エゴイズム、不寛容、通俗性、社会的無関心、偽善の横行まあつまりはすべて自分が常に思念しているもの、および自分だけはそうではないだろうと勝手に思い込んでいる代物のオンパレードです。
結局は前作『フレンチアルプスで起きたこと』の二番煎じだとも思われますが、皮肉 . . . 本文を読む
昨日、マシュマロ映画「君の名前で僕を呼んで」を見て苛立っていた吾輩である。今日、性という本質的なものから人間を見据えた作品を見て、やはり映画って面白いと思う。まだまだいけると思う。実に爽快だ。
女も世の中もつまらんと言ってのける素直な青年が、女の欲望の一皮を剥いているうちに人間の神髄を知ってゆく。彼にとってそのプロセスは、ある意味プラトンと同じく哲学書を読むがごときものであったのだろう。
それ . . . 本文を読む
この題名の意味を知るとき、人は身体の中を清風が吹き抜けるのを感じるだろう。私のような老人でさえ、深い森の中に佇む自分を覚えるほど、どっぷりこの静謐ですがすがしい風を感じ取りました。年齢には関係のない素晴らしい小説です。しかも読みやすい。
映画化されると知っていますが、俳優を知り、何とイメージに近いことか。映画も楽しみです。 . . . 本文を読む
アイヴォリーの作品だと思い見てしまった。脚本だったんだね。あのテンポの緩い感覚は似ているが、それだけ。別に、男同志の恋愛という点を除けば、どこかで見たかのような「あるひと夏の恋」です。
親のとんでもない理解には驚かされるが、でも、あんな親はいないでしょう。ひょっとしたら結婚話も仕組まれた話かもしれません。やはり脚本だけで、アイボリーを楽しもうとするのは無理だったのかもしれません。
見終わった後 . . . 本文を読む
いい意味で「ドラゴン・タトゥーの女+ジェイソン・ボーン」×1/2という感じかなあ。前半はアッと驚く二転三転の展開で、かなりスキルが高い作りだとうならせる。これはそこらの映画やおまへん、最近では拾い物だとほくそ笑む。
でも、後半になってからちょっとずつモタツいて来ます。あれほどスピード感にみなぎっていたのにスタミネ切れのごとく、歩様もふらついてきます。もうこうなったら惰性でぶっ飛ばすし . . . 本文を読む