鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

清水磨崖仏

2007-03-13 | 史跡
鹿児島県に磨崖仏はたくさんありますが、最も有名で規模が大きいものが、川辺町清水(きよみず)にある清水磨崖仏群です。


万之瀬川の右岸に、高さ20mの崖が延長400mに渡って続き、ここに200基の磨崖仏が彫られています。
崖はほぼ垂直で、岩は石橋と同じ材料の溶結凝灰岩です。

古くは平安時代末期から、鎌倉、室町、明治の各時代に彫られたものです。
他に例を見ない大規模なもので、歴史的にも仏教的にも価値の高いものです。
壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落人が、先祖の霊をなぐさめるために刻んだと伝えられています。
鹿児島県指定文化財に指定されています。


線で彫った線刻が多いのが特徴です。

     
大五輪塔。
五輪塔は先祖の霊を供養するためのもので、これは日本一の大きさです。

周辺は岩屋公園として整備されています。
コメント (2)
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