南さつま市金峰町扇山の田の神を訪ねました。
道路下の荒地にある扇山の田の神。
元は、田んぼの脇にあったのが、耕作放棄地になったのかもしれません。
右手にクワ、左手にメシゲを持っています。
建立は、文化7年(1810年)です。
後姿。
ワラツト(彫られたものと本物のワラ)を背負っています。
田の神の近くの山の麓に慰霊碑があります。
平成5年9月3日、台風13号の風水害により正面の山が崩れ、公民館に非難していた20人が亡くなったのです。
慰霊碑。
碑文は、この地で育ち、犠牲となった畠中勝幸君(当時12歳)の、「野原はうたう」という扇山の四季の美しさをうたった詩です。
この詩に感銘を受けた人々によって建てられました。
勝幸君の詩です。
野原はうたう 風にまぎれて
春はつくしが生え たんぽぽが咲く
夏はセミが鳴き チョウがまう
秋はひがん花が咲き とんぼが飛ぶ
冬はみんな休む 森も 虫も 花も
だけど野原はうたう 風にまぎれて
風のざわめき、虫の音、小川のささやき…そんな野原のハーモニーが聞こえてきそうです。
碑のところから見た扇山集落。
こんなのどかなところで悲劇が起きたのです。
田の神も、冥福を祈っているでしょう。
右の高い山が金峰山。
道路下の荒地にある扇山の田の神。
元は、田んぼの脇にあったのが、耕作放棄地になったのかもしれません。
右手にクワ、左手にメシゲを持っています。
建立は、文化7年(1810年)です。
後姿。
ワラツト(彫られたものと本物のワラ)を背負っています。
田の神の近くの山の麓に慰霊碑があります。
平成5年9月3日、台風13号の風水害により正面の山が崩れ、公民館に非難していた20人が亡くなったのです。
慰霊碑。
碑文は、この地で育ち、犠牲となった畠中勝幸君(当時12歳)の、「野原はうたう」という扇山の四季の美しさをうたった詩です。
この詩に感銘を受けた人々によって建てられました。
勝幸君の詩です。
野原はうたう 風にまぎれて
春はつくしが生え たんぽぽが咲く
夏はセミが鳴き チョウがまう
秋はひがん花が咲き とんぼが飛ぶ
冬はみんな休む 森も 虫も 花も
だけど野原はうたう 風にまぎれて
風のざわめき、虫の音、小川のささやき…そんな野原のハーモニーが聞こえてきそうです。
碑のところから見た扇山集落。
こんなのどかなところで悲劇が起きたのです。
田の神も、冥福を祈っているでしょう。
右の高い山が金峰山。