鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

稲富神社の古木群

2011-11-08 | 巨樹・古木

さつま町の稲富神社にある古木群を紹介します。

 

さつま町求名にある稲富神社。1669年の創建です。

この境内に、さつま町指定文化財(天然記念物)の古木群があります。

 

イチイガシ1の全容。

 幹周り:3.3m

 樹高:25m

 樹齢:190年

 

イチイガシ1の根元。

イチイガシ(一位樫、ブナ科)は関東以西に分布する常緑高木で、よく神社に植えられています。

「最良の樫」の意味らしいです。 

 

イチイガシ2の全容。

 幹周り:5.5m

 樹高:28m

 樹齢:320年

 

イチイガシ2の根元。

 

イチイガシ3(左)の全容。右もイチイガシです。

 幹周り:5.1m

 樹高:34m

 樹齢:300年

 

イチイガシ3の根元。空洞化しています。

樹皮はゴワゴワした感じです。

  

タブノキ(椨の木) クスノキ科

 幹周り:5.7m

 樹高:15m

 樹齢:170年

葉や樹皮には粘性があり、線香の粘結剤として使われていました。

子供の頃、葉や樹皮を粉にする工場があり、葉を売りに行っていました。

 

タブノキの根元。これも空洞化しており、樹皮にはコケが生えて風格があります。

 

イヌマキ(犬槇) マキ科

 幹周り:1.7m

 樹高:15m

 樹齢:320年

イチイガシ2とともに、創建時からのものと考えられます。

稲富神社の境内は、多くの古木があって鬱蒼としています。

コメント (8)
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