さつま町の稲富神社にある古木群を紹介します。
さつま町求名にある稲富神社。1669年の創建です。
この境内に、さつま町指定文化財(天然記念物)の古木群があります。
イチイガシ1の全容。
幹周り:3.3m
樹高:25m
樹齢:190年
イチイガシ1の根元。
イチイガシ(一位樫、ブナ科)は関東以西に分布する常緑高木で、よく神社に植えられています。
「最良の樫」の意味らしいです。
イチイガシ2の全容。
幹周り:5.5m 樹高:28m 樹齢:320年
イチイガシ2の根元。
イチイガシ3(左)の全容。右もイチイガシです。
幹周り:5.1m 樹高:34m 樹齢:300年
イチイガシ3の根元。空洞化しています。
樹皮はゴワゴワした感じです。
タブノキ(椨の木) クスノキ科
幹周り:5.7m 樹高:15m 樹齢:170年
葉や樹皮には粘性があり、線香の粘結剤として使われていました。
子供の頃、葉や樹皮を粉にする工場があり、葉を売りに行っていました。
タブノキの根元。これも空洞化しており、樹皮にはコケが生えて風格があります。
イヌマキ(犬槇) マキ科
幹周り:1.7m 樹高:15m 樹齢:320年 イチイガシ2とともに、創建時からのものと考えられます。
稲富神社の境内は、多くの古木があって鬱蒼としています。