日置市吹上町和田にある奇岩を二つ紹介します。
和田小学校から東へ行くと、堀川の左岸に夜明かし岩という奇岩があります。
正面(右岸)から見たものです。
この岩にまつわる伝説です。
昔、二人の旅人がここで野宿をして
「自然にしては出来すぎだ。誰かが造ったものだろう」
「いや、神様が造ったものに違いない」
と話しているうち夜が明けたので、夜明かし岩と言うそうです。
夫婦が頭を寄せ合っているようにも見え、別名夫婦岩とも言います。
夜明かし岩から下流へ行くと、右岸に注連縄があります。
河床に足首のような岩があります。
金峰山さあの足跡です。
昔、神様が釣り糸を垂れていたが獲物がかからず、糸が切れそうになったので川に飛び降りてこの足跡が出来た。
河童がいたずらをしていたので怒ったところ、河童は謝って、それからこの川で水難に会う人はいなくなったそうです。
奇岩にまつわる二つの伝説でした。