岩屋寺跡
2015-12-12 | 史跡
姶良市加治木町木田の岩屋寺跡を紹介します。
石垣が残る岩屋寺跡。ここから奥の山の斜面にかけて、寺の遺構が残っています。
廃仏毀釈で破壊された仁王像が2体ありました。後ろの像は、頭と両腕がありません。
前の像です。両腕が欠けています。
斜面を登っていくと、大きな岩をくりぬいた中に頼昌法印石坐像があります。
岩の中の頼昌法印石坐像。頼昌法印は宝永年間の住職でした。
破壊されていません。
さらに斜面を登っていきます。
頭部が欠けた石像がありました。
不動明王です。
高さ3mです。これも破壊されていません。
斜面の頂部に岩壁があり、ここが奥の院跡です。
洞窟になっています。ここにも寺院がありました。
祠と石像です。
岩屋寺は、山の斜面に多くの寺院が建ち並ぶ、壮大なお寺だったことがわかります。
私は仏像ファンですから胸が痛みます。
>岩の中の頼昌法印石坐像。
壊されなくてよかったですね。
見つけられなかったんでしょうか・・・
お不動さんは壊しにくかったんでしょうか
全体を無くす個とより
頭部 腕などを壊して それを見せようとする陰湿さが
哀しいですね。
本当に、鹿児島の廃仏毀釈は徹底されていました。
ここは、破壊されていない像も多く、ほっとしました。
このお寺は、山の麓から上まで、多くの史跡が残っています。
大きなお寺だったことがわかります。
訪れる人は少ないです。