鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

錫山鉱山跡(1)

2016-07-12 | 史跡

鹿児島市の錫山自然遊歩道を歩いた後、錫山鉱山跡の史跡を訪ねました。

 

錫山小中学校の裏山に、女郎墓があります。右の階段を登ります。

 

女郎墓です。以前はヒノキ林で薄暗かったですが、今は伐採して明るくなっています。

 

繁栄した鉱山には、たいてい遊郭がありました。そこの身寄りのない女郎さんの墓です。

 

お地蔵さんのようなものが彫られています。

 

奥にも、碑と墓があります。

 

公民館の横を通り南へ行くと、道路脇に錫鉱発見の地があります。

 

錫鉱発見の地の案内板。

 

碑や石灯籠が建っています。

 

「錫鉱業元之地」の碑。

 

石灯籠と石碑。

 

この石灯籠には、文政九年(1826年)七月吉日の文字が彫られています。

 

石碑の後ろです。小さな穴がありますが、坑道跡でしょうか。

 

近くには、コンクリートブロックでふさがれた坑道入口があります。このようなものは他にもいくつか見られます。

次回は、湧上抗と露天掘り跡を紹介します。

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錫山自然遊歩道(3)

2016-07-10 | 風景

県道鹿児島川辺線を坂之上方面へ進みます。

 

城水橋です。

 

城水橋から上流を望む。ここが城水渓谷です。

 

渓谷へ行きました。小さな滝がたくさん落ちています。

 

さらに上流です。観音菩薩像があります。

 

溶結凝灰岩を浸食して流れる渓谷。

 

観音菩薩像です。

 

右岸に、そうめん流しの施設跡があります。

なお、この城水渓谷近くに、錫山鉱山の精錬場跡があるそうで、鹿児島市の錫山自然遊歩道案内図にも載っていますが、看板もなく場所がわかりませんでした。

 

県道に戻り、棚田を見ながら歩きます。

 

県道をまっすぐ行くと坂之上、左に行くと錫山です。これを左へ行きます。

 

茶畑と杉林に囲まれた民家。

 

茶畑の脇に、こんな頭部の像がありました。

 

さらに進むと、石橋の紀念碑があります。

 

石橋の第一鎌塚橋です。河床に下りるのがむつかしく、増水していたため、石橋を見るのはあきらめました。

 

山あいの田んぼを見ながら、坂道を登っていきます。

 

錫山集落に着きました。三差路を右へ行くと、出発地点の錫山小中学校です。3時間余りのウォーキングでした。

次回から、錫山鉱山跡の史跡を訪ねます。

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錫山自然遊歩道(2)

2016-07-09 | 風景

稚児の滝のところまで来ました。

 

稚児の滝の遠景。向こうに見える山は立神です。

 

近景。

 

 

ここを下りて稚児の滝へ行きました。

 

途中にある稚児供養の碑と地蔵様。

昔、錫山鉱山のはずれにあった山寺の稚児が、盗人の罪を着せられ、お寺で飼っていた白い鶏を抱いて、この滝に身を投げました。それ以来、村人はこの滝を稚児の滝と呼ぶようになりました。

その後、白い鶏を川の渕で見かけるようになり、この付近を鳥が渕と呼ぶそうです。

 

稚児の滝の上から見た滝つぼ。

 

滝の上流は、溶結凝灰岩を浸食した早瀬になっています。

 

さらに上流にある小さな滝と滝つぼ。

 

稚児の滝を後にして下流へ行きます。橋は、南薩縦貫道路の橋です。

 

橋の下を通って進みます。

 

緑のトンネルの道を歩きます。

 

道の脇にキノコがありました。

 

万之瀬川の右岸の道路を下流へ行きます。

 

万之瀬川に架かる橋が二つあります。左の大きな橋は、南薩縦貫道路につながる橋です。

右の小さな橋を渡ります。

 

橋から下流を望む。右が万之瀬川本流で、左から支流が合流しています。

 

県道鹿児島川辺線を坂之上方面へ行くと、支流の滝と滝つぼが見えます。河床に下りるのはむつかしいです。

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錫山自然遊歩道(1)

2016-07-08 | 風景

妻と、鹿児島市の錫山自然遊歩道を歩きました。

鹿児島市が定めたコースは、坂之上の向原が起点になっていますが、距離が長いので、錫山小中学校を起点にしました。

 

錫山小中学校。中央に見えるのが、鹿児島市保存樹のセンダンです。

 

センダンの全容。樹齢約140年です。

 

センダンの近くにある錫山鉱山の石うす。

この付近は錫の鉱山があったところです。鉱山跡の史跡は、このシリーズの後半で紹介します。

 

公民館の横を通り、三差路を右に行くと、大山祇(おおやまつみ)神社があります。

 

大山祇神社社殿。鉱山の神様で、錫山鉱山で働く人たちの信仰があつかったそうです。

 

御神木の杉。

 幹周り:3.45m

 樹齢:300年以上

 

杉の根元。

 

近くにタブの巨木もありますが、雑木に囲まれて全容が写せません。

 

大山祇神社を後にして、緑のトンネルの道を下っていきます。

 

道の横には小川が流れ、せせらぎを眺めながら進みます。

この後、蝶の採取をしている年輩の方に会いました。鹿児島市で、この辺にしかいない貴重な蝶がいるそうです。

 

谷部に来ました。田園風景を見ながら歩きます。

 

右の角に商店のある三差路に来ました。ここを左へ行きます。

 

金峰町の長谷集落が見えてきました。ここに稚児の滝があるので、明日紹介します。

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都市農業センターの大賀ハス

2016-07-06 | 植物

6月12日に、鹿児島市犬迫町の都市農業センターのスイレンを紹介しましたが、大賀ハスが咲いているとのことで訪れました。

 

農園では、幼稚園の畑で、先生たちがサツマイモの草取りをしていました。秋に収穫体験をするのでしょう。

 

食の森のブルーベリーは、黒く熟していました。

 

谷部にある水生植物園です。大賀ハス、スイレン、ハナショウブがあります。

 

大賀ハスの池です。カメラマンがいました。

 

大賀ハスです。ちらほらと咲いていました。最盛期は過ぎたようで、すでに花が終わったものもあります。

 

大賀ハスのつぼみ。

 

大賀ハスは、昭和26年、大賀博士が2000年前の古代ハスの種から、開花に成功させたものです。

 

今では各地に広まっています。

 

別の種類のハスも咲いていました。

 

隣のスイレンの池です。花は、閉じているものが多かったです。

 

スイレンの花。

 

同じ池に、アギナシ(顎無、オモダカ科)が咲いていました。水田などに生える水生植物です。

 

池のそばに、羽化したばかりのトンボがいて、頼りなく飛んでいきました。無事成長してほしいものです。

 

自宅の庭のカサブランカが咲きました。

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吾平山上陵(2)

2016-07-04 | 史跡

吾平山上陵(あいらさんりょう)の続きです。

 

3つの橋を渡った後、杉林の参道を進みます。厳粛な雰囲気が漂います。

 

さらに進むと、参道の右側に、姶良川へ下りるところがあります。

 

姶良川へ下りる階段。

 

御手洗場です。伊勢神宮の五十鈴川の御手洗場に似ています。

吾平山上陵は小伊勢と言われます。

 

石が敷き詰められた参道を進みます。

 

川の左岸に陵が見えてきました。

 

さらに近づきます。

 

上は垂直の崖になっています。

 

扉があり、ここから先へは進めません。

 

扉の先に右の橋がありますが、これは渡れません。

 

対岸から見た吾平山上陵。神武天皇の御父君と御母君の陵で、全国でも珍しい岩屋(洞窟)の陵です。

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吾平山上陵(1)

2016-07-02 | 史跡

鹿屋市吾平の吾平山上陵(あいらさんりょう)を紹介します。

 

駐車場から姶良川へ下りました。下流を見たものです。

 

上流を望む。橋が二つ見えますが、この橋を渡って陵へ行きます。

 

川には大きな鯉が泳いでいます。売店に餌を打っているので、餌やりをしました。

 

歩道入口です。

 

行幸記念碑があります。昭和天皇が行幸されたのを記念した碑です。

 

陵に行くには3つの橋を渡りますが、これは最初の橋です。

 

橋から下流を望む。先ほど河床に下りたところが見えます。

 

上流を望む。支流ですが、上流で本流とつながっています。

 

2番目の橋です。

 

上流を望む。緑が濃かったです。

 

上流から見た2番目の橋。

 

3番目の橋です。

 

上流を望む。本流と上下流でつながっている堀のような川です。

次回に、陵へ行きます。

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