芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。』を読んで

2019-01-08 07:07:07 | Weblog

・「学習計画表」 生徒たちはそこに、日ごとの学習時間(実績)を記入し、担任に提出します。担任教諭はそこに検印し、生徒に戻すというのが、具体的な使われ方でした。・・しかし、実社会において、自分の勤務時間を手帳に書き込み、「よく働いた」と満足感を得る人はあまり多くいないと思います。

→多くの面倒見の良さを標榜する学校では、このような家庭学習時間の管理も担任教諭が行うことを学校の売りとしています。

 

・筆者が校長をされている麹町中ではビジネス手帳を使用して生徒に時間管理をさせています。よって当然のことですが、手帳を回収して評価するようなことはしていないそうです。

→綺麗にまとめられた計画表作りを目的にしないのは賛同できますね。

 

・宿泊合宿では、他の私立中が行うような学習方法を指導したり、勉強させたりはしないそうです。そこでは感情をコントロールすることや、対話を繰り返し、合意形成を図ることが重要であることを学ぶそうです。

→中等教育と高等教育のつながりや連携においても、とても有益な学びであると思います。ただし、それらを指導できる教員がいて初めて可能になるイベントでもあるわけです。

 

・フォトコンフィールドワーク」という郊外学習。実施前には、プロカメラマンを本校に招き、上手な写真の撮り方についてレクチャーをしてもらっています。「建物を撮る時は、人を入れると大きさが分かりやすい」「人物を撮るときは、目線の高さを合わせると良い」

→パワポやキーノートなどを利用して写真入りのプレゼンする機会も多い生徒たちゆえに、写真の撮り方を学ぶことは間違いなく良い学びです。

 

・法律やルールが自治の仕組みとして存在することを、より深く理解するために、麹町中では毎年10月に模擬裁判を実施。・・日本大学法学部と日本法育学会が、専門的な側面から生徒たちを指導

・「ヤングアメリカン」は、計3日間を使って子供たちがミュージカルの公演に取り組む教育ワークショップを実施

・「麹町アフタースクール」では東大、上智、東京理科の研究室に相談して講座を開設。」・・「演劇サークル」「プログラミングサークル」「アナウンスサークル」など、新しい講座を次々に開設。講師はすべて、その分野で一流と呼ばれている専門家」

・麹町中では生徒たちが教室間を移動して授業を受ける「教科センター型」を採用

→私学以上のことが公立中学でも行われていることを知りました。中学時代に上記のようなことを経験している生徒が高校に入学してきていること前提に高校に魅力をつけていかねばならないと切に思った次第です。

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