先週も生徒は1クラスを午前午後に二分割しての分散登校でした。
職場では先週の半ばまではマスクを着用して、さらにフェースシールドを着用しての授業が義務付けられました。
保護者への「対応の見える化」が目的ですが、暑くて苦しくて大変でした。
一日中そのような姿で授業をしていると、酸素不足からか変にハイな状態になりました。
自分としては宇宙飛行士がロケットに乗り込む前の訓練をしているようにも思えたほどです。
幸運なことに、週の半ばに教卓上に「透明アクリルパーテーション」が設置されました。
それはまるで、刑務所の接見で使用されるようなアクリル板です。
板の向こうの生徒たちと板のこちら側の私。
授業中と接見中がかぶり、なんだかおかしくも思われました。
そのアクリル板のおかげで、フェイルシールド着用義務はなくなりました。
それは職場での小さな幸せ。
久しぶりに5時間続きの授業を快適に行うことができました。
週末にはレジャーに関係するオンラインの研究会に参加させてもらいました。
オンラインでコーラスはうまくいかないが俳句活動は活性化した話や、
在宅勤務中に「おうちで楽器演奏」することがちょっとしたブームになり、楽器店への客数が伸びたという話もありました。
東大の大学院生Sくんの話では東大はオンラインで大学祭を実施するそうです。
現在、勤務校でも実施の可否に悩んでいます。
仮に都立高校に倣って中止の方向に進みそうになったら、オンライン学園祭の実施を提案するつもりです。
クラブの出し物に絞っての録画での発表会であれば可能かもしれないと強く思った次第です。
このブログの翌日からは分散登校ではなく、全校一斉登校に戻ります。
分散登校でクラスを2分割しているので同じ授業を2回繰り返しているという効率の悪さから解消されます。
しかしながら、教室は密な状態。
期間巡視できないほどの密な状態に戻るのです。
学校としては「昼食」を学内で取ることで、感染リスクが高まるのではないかとの問題点について多くの時間を費やしてそのリスク軽減策を考えました。
・昼食は前を向いて食べる
・昼食は自席で食べる
・昼食中は喋ってはいけない
以上のことを守らせるために、昼食の時間も担任教諭が自教室に行って30分間食事指導をすることになりました。
接見用のアクリル板と看守のような教師の役割。
感染者が出た場合は学校の対策が問われるので、それは致し方ないかもしれません。
早く、コロナ前に戻って欲しいと願うばかりです。