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『教員の殺人報道に思うこと』

2023-05-16 07:07:07 | Weblog

都内江戸川区の教員が殺人事件を起こしたことが報道されました。

日本には146万人の教員がおり、人口に占める比率は83人に一人。

ちなみに警察官は28万人いるのです。

私はそのデータからも教員数の多さを実感しますし、その中に殺人を犯す人がいても決しておかしな事ではないと思っています。

教員が事件を起こすとニュース報道のパターンはほぼ同じです。

 

・犯人である教員が「生徒思い」の先生だったと在校生や卒業生のインタヴューを入れながら評価を上げます。

 (生徒からの評判も悪く、やっぱりあの先生がしでかしたとの報道は聞いたことがありません。)

・謝罪会見を設定して、校長に頭を下げさせます。

 記者からの質問もほぼ同様です。日頃の勤務態度はどうだったか?

勤務態度についても管理職から見て熱心な仕事ぶりと返信がされます。

 殺人犯の職場の社長が記者を前に謝罪することはないのに、不思議なことです。

 これでは、まずます学校がブラックである印象を世間に与えてしまうことになることを危惧する私です。

さて、学校の場合には校長、教育委員会が記者に向けて謝罪することが一般的なようです。

それは菅理職が世間様に対して謝罪する姿を示しているのかもしれません。

 

「生徒思い」の犯人は実は数百万円の借金をしていた事も報道されていました。

これを聞いての私の感想は、住宅ローンを組んで何千万円もの借金をしている人たちは世にたくさんいるのに。

金銭目的の強盗である流れには、きっとこの借金をしていた事実は加える必要があるのでしょう。

 

実は、数年前に私の勤務校の卒業生が殺害されたという事件がありました。

新聞社の記者が職員室を突然訪れてきたのです。

何のアポも取らずに突然に入ってくるという非常識な行動や、通学途中の生徒にインタビューする迷惑行為には驚かされました。

大企業のようにメディア対応には慣れていない学校ですから、彼らの思い通りの映像が取れてしまうのかもしれません。

いずれにしても、今回の教員が起こした殺人事件にショックを受けた在校生たちは多かったはずです。

松江の中学が早く沈静化して、生徒の心のケアも終え、全てが沈静化することを望みます。

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