p.72 2019年1月に文部科学省が発表した答申の中には、
「基本的には学校以外が担うべき業務」の1つとして「登下校に関する対応」があります。
小学校の登下校時の通学路には緑色のビブスを着用したご老人たちの姿が目立ちます。
私の勤務校では、地域から登校時に生徒が補導を占拠してしまうというクレームもあり就業時間前に学校の通学路の何か所かに立っての登校指導をしています。
外部委託するお金が無いというのが外注していない理由ですが、職務軽減のためにもそろそろアウトソーシングした方が良いのかもしれません。
「学校の業務だが、必ずしも教師の担う必要のない業務」の中には校内清掃が入っています。大学生が自大学の教室を掃除するなど聞いたことはありませんが、日本国内の殆どの中学、高校では終礼後に清掃が行われています。
清掃活動を通じて、自教室を綺麗にする、清めるとのお坊さんの修行のような考えがあるのかもしれません。
私の勤務校ではコロナを境に全てのトイレ清掃は用務員さんが行うことになりました。
教室清掃はまだ生徒が行っていますが、全教室に掃除機が用意されているので、それを利用しています。
私が知るオーストラリアの中高では、終礼が終わったら直ぐに15時頃には全員が下校します。
掃除は、業者委託。
クラブ活動は地域のクラブに所属しての活動を行う。
学校がブラックだと言われなくなると思うのですが・・。
「教師の業務だが、負担軽減が可能な業務」の中には「学校行事の準備・運営」や「進路指導」があげられています。
テニスコート2面分しか校庭のない私の勤務校は体育祭については外部施設をお借りして実施しています。
レンタルで借りた運動会道具、メガホンなどの多くの用品をレンタカーのトラックに積んで代々木体育館や東京体育館などの会場まで早朝に運び入れます。
車のレンタル、運転、物品準備まで全て教員の仕事が当日の進行業務に加わります。
会場の設営込みで全てをお願いできる業者もあるようです。
これもアウトソーシングが必須であると思われます。
プラス
p.134「マフラーは自転車の車輪に絡まれる恐れがあることに加え、ヘルメット着用が不充分になることも考えられる」安城市ウェブサイト「『市民の声』の公表」2018年8月回答
学校に見られがちの保守的な考えを守ろうとする理由付けだと思いました。
マフラーを学校指定にしようか?
マフラーの色や柄が華美になったらどうするか?
マフラーの丈、長さを決めなければならないのでは?
など、学校「あるある」の職員会議での議論が浮かんできた私でした。