芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

エロ本とセックス

2008-07-14 21:02:24 | Weblog
 新たに読んでくれる人が増加することを期待して過激なタイトルにしてみました。
 石崎正浩『なぜ、人間はセックスするのか』(なあぴる、1998)
 この本は非常に刺激的なタイトルゆえに、電車で読む際にもタイトルが判らないようにして読むことを試みた。
 まず、全体を通じて言える事は非常に学術的な構成になっているということです。
 特に興味深く、読み終わって印象に残っていることは以下の2点です。
 1)女性らしい体つき
 動物の場合には、
 メスの動物は発情期を迎えると体つきが丸みを帯び、
 人間で言うところの胸が出て、
 お尻が丸みを帯びる体型になるが発情期を過ぎるとその女性らしい体型は元の状態に戻るそうです。
  人間の女性には発情期はありませんが、
 女らしい体つきは大人になると保たれたままです。
 発情期がない人間はづっと発情期であるとも言えるわけです。
 だから体も女性らしさを保ったままであるとのことです。

 2)恋におちる事を科学的に検証していました。
 男女?で合う回数が多くなればなるほど、恋におちる可能性が増すそうです。
 はじめはスキでもない人物が、何回かあっていると自然にスキになってしまうそうです。
  似たもの夫婦と言う言葉もありますから、何度もあっていることで言動や思考が似てくることもあるかもしれませんね。
  さらに付け加えると、恋におちるには心拍数が高まると恋におちる可能性が高まることが実験で検証されているそうです。
 本文中の例では、橋を渡っている時、
 ちょうど中央部で見知らぬ女性から声をかけられる時、
 コンクリートの橋と今にも落ちそうなつり橋のどちらのほうがその女性に対して好印象を懐くかというものです。
  結論はつり橋です。心拍数が上昇している時の方が恋に落ちやすいそうです。
 だからアベックは、お化け屋敷に行ったり、遊園地のジェットコースターに乗ったりする時に恋に落ちやすいそうです。ん。

 さらにもう一冊
 中井清美『わたしのエロ本考察』(柘植書房、1994)
 この本のタイトルもまた、強烈なのですが、内容はジェンダー論です。
 女性が考察しているので、いわゆる嫌らしさは感じない文構成です。
 エロ本が男性中心に書かれていること。
 男性にとって都合のいい女性がエロ本には登場。
「性的な興奮を誘う女」、男性の欲望の対象としての女性。
 改めて男性を対象としているエロ本、エロDVDは確かにそうだなあ~、
 ということを気づかせてくれる文献だった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2000字と”エロ” | トップ | ハッ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事