制作費をあまりかけないでテレビ番組制作が行われているようです。
都バスを利用しての都内観光旅行や都内の飲食店紹介など、
どの番組も同じような散歩番組です。
さて、先週、私が髪を切りに美容室にいくと、
その美容室がテレビ紹介されたという話を伺いました。
その番組は加山雄三が町歩きをしながら、
地元で個性的な商店などを紹介する「若大将のゆうゆう散歩」です。
番組について、美容室の方から撮影秘話を教えていただきました。
まず、撮影日の数日前に電話。
それは水曜日に撮影に伺いたいという依頼。
その美容室は水曜日定休日なので断りたいと返答すると
既に他の方々との調整も済んでいるし、
地元の有名人の名前を出してその方の了解はでていることや
散歩の筋書きも出来ていることなどを話され、
強引に説得されたそうです。
当日、店に撮影クルーが到着。
プロデューサーは片手に焼き芋、もう一方に焼き芋の皮を持っているので「名刺が出せません」が始めの挨拶となったそうです。
撮影が終了して数日してから、再度商店内だけ撮影させて欲しい旨の連絡が突然あったそうです。
当日は、営業日でありお客さんもいたので対応できないというと
シャンプー室に1時間も入り込み撮影をしていったそうです。
その間、お客さんの洗髪ができないし、
お客さんもイライラして困ったという話でした。
休日まで店をあけて、対応したのにテレ朝グッズ一つも置いていかないそうです。
さらに、美容室の直接の話ではありませんが、
別の日に近隣の喫茶店にサマーズという芸人がやってきたという話でした。
テレ東の「モヤモヤさまぁ~ず2」(略称:モヤさま)は町歩きをしながらちょっとかわった店舗を紹介をする番組です。
私は日曜日の夕方6時半~8時まで殆どその番組を見ています。
その番組を視聴する理由は、
水戸黄門のように街は違えど構成内容が殆ど同じであり
1回分の筋書きがわかりやすく気軽に笑いながら見ることができるからです。
・ おもちゃ屋さんでゲームを買って対戦
・ わいあいがやがやしながら昼食を食べるシーン
・ 狩野アナの運動神経の良さを出すシーン
・ 最後は喫茶店で取れ高OKを確認するシーン
上記のように同じようなことが毎回盛り込まれているのです。
そんなモヤさまが喫茶店に寄るシーンを撮影するにあたって、「店を閉めて客を入れないで欲しい」という要望があったそうです。
かきいれどきにも関わらずに店を閉めた喫茶店。
撮影が終了すると、3名が飲んだコーヒー代金だけを支払って出て行ったそうです。
店を閉めていたために、売り上げがあがらなかったと店主はボヤいていました。
私は思うのです。
2件について共通に思うのは「撮影してあげている」という意識がテレビ番組作成側にあるように思えてしまいます。
テレビで取り上げられれば、後日客が増えるはずという発想はテレビ製作者のエゴそのものです。
小さな特色ある店舗は、テレビ放映による集客効果など期待していません。
ゆうゆう散歩では撮影協力者の名前がテロップに流れるそうです。
かわいそうに美容室の女性の名前は「好見」なのに「月見」になっていたそうです。
新聞では誤字脱字は殆どないのに、テレビは酷いですねと火に油を注いだ私でした。
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