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『不倫会見にみる嫌悪と許容』

2016-09-27 07:07:07 | Weblog

芸能ニュース、エンタメニュースで不倫問題が報じられない事はありません。

そのニュースソースの殆どは週刊文春などの週刊誌。

長期間、隠れて、張りこんで不倫問題のようなプライバシーを暴露する証拠をつかんでいる契約記者たち。

それらの元ネタを購入して拡散しているのが民法テレビ番組の芸能レポーターたちです。

さて、最近の不倫問題で思い浮かぶのは「ベッキー」と「ゲスの極み乙女。」の川谷さん。

謝罪会見が短く、芸能記者の質問も受け付けなかったベッキーは芸能記者たちから大バッシングを受けました。

相手の「ゲスの極み乙女。」の川谷さんは、記者会見も開かずに芸能記者を「無視」で通しました。

結果として両名とも悪く報道されました。

イメージは低下し、ベッキーの姿はテレビ画面から消えました。

 

 対して、落語家・三遊亭円楽の不倫問題での報道は寛容なものでした。

芸能記者たちに対しての会見最後は「謎かけ」。

不倫とかけて船旅と解く。

その心は後悔(航海)しています。

記者たちを和ませて笑いがおこり、それが報道。

桂三枝の不倫報道も似たり、よったりでした。

同様に歌舞伎俳優・中村橋之助の不倫騒動も大騒ぎされていませんでした。

橋之助の襲名披露前の大事な時期の報道は彼にとって痛手どころか

襲名そのもののを世間に知らせる絶好の機会ともなりました。

加えて、雨に濡れる芸能記者たちを気遣う妻の三田寛子の謝罪対応が「神対応」と各紙から絶賛されました。

 これらの対照的な2つの例から思うことは2つです。

ひとつはポピュラーミュージックに対する対応と伝統古典芸能に対する差。

若いミュージシャンやタレントには大変厳しく報道する芸能記者ですが・・。

古典芸能の落語や歌舞伎にはえらく甘く寛容なマスコミです。

まるで古典芸能の場合には「芸の肥やし」になるとでもいっているようです。

歌舞伎の世界では、芸妓(げいこ)とそのような仲になることはよくあることという報道。

何か解せません。

 もうひとつは、世間を代表していると思いこんでいる芸能記者たちに対して、

どのような謝罪をするかが重要視されているという問題点です。

強い者には弱く、弱い者には強い芸能マスコミ記者たち。

なんだかな~。

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