さて前回「もったいない」の欺瞞を書いたわけだが、こういう内容を見てすぐさま「何でも持ち帰ることを信条とする」というように絶対的な基準であると(無意識的にでも)決め付ける人が多いと思うので、補足をしておく。
重要なのは、相対的な思考、すなわちどちらにするか選ぶ視点を持っているかという点にある。例えば極端な話、持ち帰っても百円程度しか得をしないのであればいちいち目立ってまで持ち帰ることを選択はしな . . . 本文を読む
誰しも、今まで一度くらいは「もったいないからご飯を残さず食べなさい」と言われた事があるだろう。私はこの言葉が欺瞞に満ちていると昔から思っていた。というのも、例えば何かしらの集まりで他の人の食べ残しを「もったいない」ので食べようとしたら、「見苦しいからやめなさい」ということを色々な人に言われたからである。食べ物を残すことが「もったいない」のは、自分の分であろうと他人の分であろうと同じことのはずである . . . 本文を読む