仏教教団と戦争協力

2022-09-13 12:09:09 | 宗教分析
竹生島を訪れた時の記事で言及した金田一耕助の「獄門島」は、戦争のために供出された寺の鐘が元あった島へ戻る場面から始まる(厳密に言えば傷痍軍人を装う人物だが)。これは同シリーズ「犬神家の一族」などにも見られる、戦争の傷痕の描写の一つだ(なお、原作が雑誌に掲載されたのは昭和22~23年)。   これだけ見ると、仏教教団は政府によって戦争に協力させられた「被害者」と見えるかもしれないが、実 . . . 本文を読む
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