川崎放浪編:海辺で聞く、さる人の黒歴史

2020-12-10 12:25:25 | ぶらり旅

こういうご時世なので遠出は難しいが、さりとて家に籠っていれば苔むして活動が停止してしまう・・・というわけで微妙な距離まで足を伸ばすことが最近は多くなっている。

 

先日は湖に行ってみたが、されば次なる目標は海!ということで川崎へ遠征することにした。

 

考えてみれば、最近は堀之内南町も含め年単位で来ていなかったので、随分久しぶりではある。まあそんな感慨はともかく、川崎駅へ移動開始。それだけだと味気ないので、BGMは鈴鹿詩子の女子高時代の思い出語り配信。

 

 

この人の話は聞けば聞くほどおもしろいなあ(途中でHeavens Feelの闇に呑まれた桜みたくなるのも含めてw)。他の動画もそうだが、母親や妹とは「そんなことまで?!」と思うようなレベルまで普通に話していて、懐が深いというかあっけらかんとしているというか、三者とも結構良好な関係のようであり、それが彼女の自己肯定感を形作っているように思える。しかし、中学時代の経験や大学時代の反省(「大二病」)、あるいは社会人になっての経験をちゃんと血肉化しているため、他人を尊重してきちんと適切な距離を取ることもできているという印象だ(良い意味で「他人は他人で、自分は自分。自分と違った反応をする人がいたら、そういう考えの人もいるんだなあぐらいに思う」という引いた考え方ができる人って感じか)。

 

別の言い方をすると、「根本で自己肯定感がしっかりしている+他人との適切な距離感が図れる」という要素を合わせ持っているめ、マウンティングとか押し付けがましさが彼女の配信には感じられないのだろう(これは犬山たまきが言っていたことだが、「(鈴鹿詩子は)基本的に大人な対応をする人なんだけど、時折『えっ?』と思うようなことを素で言ってくるのでびっくりする」という行動様式には、今述べたことが背景にあるのではないかと思われる。ちなみに彼女のいささか驚くほどの旺盛なチャレンジ精神もまた、根本的な自己肯定感→失敗に一喜一憂しないという構造から生まれているものと予測される)。

 

そうして醸成されるある種の「邪気のなさ」が、その配信内容がぶっ飛んでいる一方で、不快感を催す方向にはいかない主要因を構成しているように思える。まああとは、先に述べた他者との距離感から、「あ、これ以上はダメだ」と退くのが早い=「いやでも~だから私の言ってること正しいでしょみたいに押し付けない」ことも大きいかな(後掲の配信では大学時代の日記を恥ずかしそうに読む罰ゲームをやっていたが、その内容からは鈴鹿詩子も周りを見下すような言動や自意識過剰な時期が存在していたことがわかる。しかし、少なくとも今の彼女を見る限りそこはかなりの程度克服しているという印象。というか、大学生どころか中年や老人でも似たようなことを平気な顔してやっている連中が、この世に中には腐るほどいるんだよなあ・・・というのが今のネット社会では可視化されているわけでありマス)。

 

というわけで、元々俺自身が彼女が話しているようなエロコンテンツやBL、ショタといった話題に慣れていることもあって、その部分のおもしろさを楽しみつつも、どのようにして彼女の思考態度が形成されたか、という点に非常に興味が湧くのである(そういうコンテンツへの評価やそれを消費する自分をどのようにプレゼンテーションするとエンターテイメントとして成立するか、ということを彼女は熟知しているように思えるが、この点の掘り下げについてはでびでび・でびるとのコラボと、そこでのでび様の発言が特におもしろい)。

 

さて、駅を降りてしばらく歩くと、「つけめん玉」本店に到着。

 



 

相変らず安定の美味さ。さて、先は長いので食べ終わったらとっとと旅立ちますか・・・

 

動画も終わったことだし、次は耐久配信でも見るか。

 

 

てかこれ、6時間てスゲーなw普通もっとにじり寄った状態であと〇〇名で達成の瞬間味わおうって企画じゃないのん??まあ詳しくは知らねーけど(・∀・)

 




 

てか道路広っ!そういや川崎って昔軍需工場(川崎重工など)があって空襲の被害も大きかったんだけど、この道の広さってその時の影響もあるのかしらん?あるいは飛行機がそのまま着陸できるようにしていた可能性が微レ存・・・

 

とか想像していたら産業道路に到着。ここからさらに南下じゃあ!

 






 

素敵な夕陽と海だねえ・・・まあそれを見ながら俺が聞いてるのは耐久黒歴史なんだがwwwしかし、同窓会ネタから始まって過去に描いたBLやショタ絵、さらに地獄の日記朗読と、ほんとこの人はブラックホール並に底が知れんお人やなwそして日記朗読が当たった時の、普段聞かれないショックそうな声が笑える(いやつーか、それやったら何で入れたんという話だが、それはおそらく後に聞く26万耐久配信の内容が「罰ゲームじゃねえじゃん!」というリスナーからの突っ込みでこうなったんではなかろうかと愚考する次第である)w

 

一通り回ったところで産業道路に戻る。

 






もうすでに暗くなった産業道路を歩き、次は鶴見へ。目的地はリトル沖縄である。かつて沖縄が経済恐慌と凶作にみまわれた時、その毒性によってしばらく非常食としてか口にされなくなっていたソテツに手を出さざるをえなくなるということがあった。非常食とされていたのは時間をかけて毒抜きを行えば食べられるからであったが、緊急事態であったことと、長い間それが食されていなかったことで正しく加工されず摂取してしまったことで中毒を引き起こし、時には死に至る事例すら出てしまった。かかる事態を「ソテツ地獄」と呼んだが、その窮状に耐えかねて本土に移住した人たちが形成したコミュニティが鶴見のリトル沖縄というわけである(なお、ソテツ料理については離島の食文化も含め『被差別のグルメ』などで取り上げられている)。

 

 




 

普段あまり目にしないような独特な雰囲気の町並を歩くのは、いつだって極上の愉しみだ。とはいえ、さすがにそろそろ足が疲れてきたんで目的地まだカナー(;´∀`)というテンションになっておりマス・・・

 



お、ついたでー!やっと休憩&晩飯だー!ちょいちょい人は待っているので入るに多少時間はかかるだろうが、まあ座って待てるなら私は一向に構わん!

 

というわけで、この「うちなーすばやーじ小」ではゴーヤチャンプルーとソーキそばをいただきました(´ω`*)

 

その後は腹ごなしに周囲を散歩。




店はもう閉まっとりましたが、まあ沖縄の片鱗を見れたのはおもしろかった。今度は昼間に来てみたいもんである。





 

つうことで最終目的地の鶴見駅に到着、と。今日はもう十二分に旅をしたけん、後はもう帰るだけばい。さすがにここまで濃厚(あるいはフリーダムでカオスw)な一日はなかなか久しぶりやったね。

 

しかし、詩子ねえさんの耐久配信はいまだ見終わらずwじゃあその続きを視聴ついでに、またどこかどこか開拓してみようかね・・・


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