年増園と囲炉裏の会は真逆の勢力に見えるかもしれないが、それは本質を見誤っている。
というのも、被験体Sに観察されたララァ症候群は、「相手が幼き無垢な存在→だからこそ打算をしないし自分を裏切らない」という背景から成り立っている。
とするなら、年上の相手が見せる包容力への希求、すなわち自らを(ダメさ加減すら、むしろプラスに働くという意味で、ほぼ無条件に)承認してくれるがゆえそれにすがる、という構造と実はパラレルの関係にあることを見逃してはならない。
つまり、外観こそ違えどミクロコスモスの中でそれらは同じ集合の中にいる事実を見逃せば、前者を成熟、後者を未成熟などと勘違いし、その行動原理を測り損ねるだらうと注意を喚起する次第である。
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