立ち退きの話が出ていることは前に書いたが、結局は引っ越すことになりそうだ。以下、それに到る状況を記す。なお、先方の反応については全て不動産屋からの伝聞情報である。
さて、友人に相談した上で立退き料35万の条件を先方に示したら、「考えさせてほしい」と言ったっきり連絡が来ないという状況が続いた。しばらく放置しておいたが、20日を過ぎたのでこちらから電話したら、契約を更新することにした、とのこと。法律のことなど全く考慮しておらず、「契約を更新せずに出てほしい」と言えば何の問題もないと考えていたらしい。
妙に時間はかかったが、とにかく更新が決まったということで書類をもらい、まさに実家へ送ろうとしていた矢先、「やはり立ち退いてほしい」と先方の妹さんから電話があった、との連絡が入る。ちょうどその時は職場で休憩を取っている時で不動産屋の声がよく聞き取れず、土曜日にこちらからかけ直すことに。まさかとは思うが、自分の要求が通らなかったことで先方がヒステリックになっていたらメンドクサイなあ。まあ、前回も向こうから譲歩案を出してきたくらいだから、その可能性は低いだろうけど…
さてその土曜日、こちらの条件を改めて確認した上で電話をしてみると、どうも立退き料を払うので出て行ってもらえないかという「お願い」らしい。それなら話は単純だ。俺としては絶対に引っ越したくないわけでもないので、後は内容を詰めればいい。不動産屋によれば、先方の示した条件は
1.家賃六か月分の立退き料=42万
2.更新料は払わなくていい(これはまあ当たり前)
3.7月くらいまでには立ち退いてほしい
というものだった。引っ越す時期に物件が埋まってしまっている恐れがあるとはいえ、悪くない条件だ。不動産屋と話した時に、俺が更新した場合二年間部屋が使えなくなることを確認していたらしいから、長期的に見た場合立ち退き料を払った方が得策ということになったのだろう(※)。
相手の行動原理はだいたい把握できた。後は5,6月に物件が残っているかが気になるところだが、不動産屋いわく不景気の影響で7万を超えるものは不評とのこと。まあすでに二つほど候補もあることだし、ここは変に疑わず信用することにしておくか…そんなわけでこちらからも
1'.他の物件と契約する時に21万、鍵を渡す時に21万もらう
3'.6月末には引っ越しを完了する(鍵を渡す)
4.敷金を要求しない代わり、それを超えるリフォーム代は一切払わない
5.家賃は毎月きちんと払う
という具体的な追加条件を提示。まあ5はちょっと違うが、きちんと「誠意」は示しておかないと相手も不安になるだろう。4は、8年間住んでてあちこち傷みまくっているため到底14万じゃリフォームできないだろという(適当なw)読みで提案したが、一方で相手側が後々金を請求される心配をしなくてよくなる、という配慮も含まれている(これはH田の助言によるところが大きい)。
しかし、だ。ここで最も肝心な条件は1~5のいずれでもない。今回問題だったのは、相手の返事が延び延びになった挙句、一度出た契約更新という結論が「利」によってすぐ覆されたことに他ならない。つまり、俺が退去する段になって、先方の示した条件が「なかったこと」にされる可能性は決して小さくはないのだ。とするならば、念書をきちんと書いてもらい、原本を俺と先方で、さらにコピーを不動産屋が保管するという体制を作って初めて、前述の条件は意味を持つとさえ言っていい。その辺りについても不動産屋に伝えたが、日曜には「覚書ができた」(?)とかいう留守電も入っていたので、さすがに今回はスムーズに行きそうである。
それじゃあ、ぼちぼち不要なものの処分を始めますかね…
※
これには、俺の部屋に入居を希望しているのが大家の姪という事情が深く関係している(不動産屋の言う「妹さん」とは姪の母親と考えられる)。とすれば、入居に際しての敷金・礼金(約30万)を考えなくてよいし、また家賃に3万ほど払ったとしても、今年7月に入居してから来年の12月までで(同額の物件に住んだ場合と比較したら)72万が浮くわけで、立退き料と差し引きで60万円のプラスになるわけだ(まあ4~6月の間に例えば7万円で敷・礼=2・1という物件を借りていた場合、当然もう少しプラスは小さくなるが、それでも敷金がほとんど返ってきたなら20万程度は得をするわけである)。
こういった事情から、「妹さん」から電話がきた経緯は以下のようなものであったと推測される。すなわち、予想していなかった法律の話が出てきたため、事態が面倒になるのを避けようと大家はそのまま更新するつもりだった。しかし、俺が更新して姪が同等の物件に住み続けた場合の支出と立退き料を払って今年からここに入居した場合の支出を比べると後者の方が安いので、姪の家が立退き料を負担し、交渉も行うという取り決めがなされ、金曜の電話と相成ったのだ、と(ここまでして支出を抑えようという行動は、不景気とリンクする可能性が高そうだ)。
さて、友人に相談した上で立退き料35万の条件を先方に示したら、「考えさせてほしい」と言ったっきり連絡が来ないという状況が続いた。しばらく放置しておいたが、20日を過ぎたのでこちらから電話したら、契約を更新することにした、とのこと。法律のことなど全く考慮しておらず、「契約を更新せずに出てほしい」と言えば何の問題もないと考えていたらしい。
妙に時間はかかったが、とにかく更新が決まったということで書類をもらい、まさに実家へ送ろうとしていた矢先、「やはり立ち退いてほしい」と先方の妹さんから電話があった、との連絡が入る。ちょうどその時は職場で休憩を取っている時で不動産屋の声がよく聞き取れず、土曜日にこちらからかけ直すことに。まさかとは思うが、自分の要求が通らなかったことで先方がヒステリックになっていたらメンドクサイなあ。まあ、前回も向こうから譲歩案を出してきたくらいだから、その可能性は低いだろうけど…
さてその土曜日、こちらの条件を改めて確認した上で電話をしてみると、どうも立退き料を払うので出て行ってもらえないかという「お願い」らしい。それなら話は単純だ。俺としては絶対に引っ越したくないわけでもないので、後は内容を詰めればいい。不動産屋によれば、先方の示した条件は
1.家賃六か月分の立退き料=42万
2.更新料は払わなくていい(これはまあ当たり前)
3.7月くらいまでには立ち退いてほしい
というものだった。引っ越す時期に物件が埋まってしまっている恐れがあるとはいえ、悪くない条件だ。不動産屋と話した時に、俺が更新した場合二年間部屋が使えなくなることを確認していたらしいから、長期的に見た場合立ち退き料を払った方が得策ということになったのだろう(※)。
相手の行動原理はだいたい把握できた。後は5,6月に物件が残っているかが気になるところだが、不動産屋いわく不景気の影響で7万を超えるものは不評とのこと。まあすでに二つほど候補もあることだし、ここは変に疑わず信用することにしておくか…そんなわけでこちらからも
1'.他の物件と契約する時に21万、鍵を渡す時に21万もらう
3'.6月末には引っ越しを完了する(鍵を渡す)
4.敷金を要求しない代わり、それを超えるリフォーム代は一切払わない
5.家賃は毎月きちんと払う
という具体的な追加条件を提示。まあ5はちょっと違うが、きちんと「誠意」は示しておかないと相手も不安になるだろう。4は、8年間住んでてあちこち傷みまくっているため到底14万じゃリフォームできないだろという(適当なw)読みで提案したが、一方で相手側が後々金を請求される心配をしなくてよくなる、という配慮も含まれている(これはH田の助言によるところが大きい)。
しかし、だ。ここで最も肝心な条件は1~5のいずれでもない。今回問題だったのは、相手の返事が延び延びになった挙句、一度出た契約更新という結論が「利」によってすぐ覆されたことに他ならない。つまり、俺が退去する段になって、先方の示した条件が「なかったこと」にされる可能性は決して小さくはないのだ。とするならば、念書をきちんと書いてもらい、原本を俺と先方で、さらにコピーを不動産屋が保管するという体制を作って初めて、前述の条件は意味を持つとさえ言っていい。その辺りについても不動産屋に伝えたが、日曜には「覚書ができた」(?)とかいう留守電も入っていたので、さすがに今回はスムーズに行きそうである。
それじゃあ、ぼちぼち不要なものの処分を始めますかね…
※
これには、俺の部屋に入居を希望しているのが大家の姪という事情が深く関係している(不動産屋の言う「妹さん」とは姪の母親と考えられる)。とすれば、入居に際しての敷金・礼金(約30万)を考えなくてよいし、また家賃に3万ほど払ったとしても、今年7月に入居してから来年の12月までで(同額の物件に住んだ場合と比較したら)72万が浮くわけで、立退き料と差し引きで60万円のプラスになるわけだ(まあ4~6月の間に例えば7万円で敷・礼=2・1という物件を借りていた場合、当然もう少しプラスは小さくなるが、それでも敷金がほとんど返ってきたなら20万程度は得をするわけである)。
こういった事情から、「妹さん」から電話がきた経緯は以下のようなものであったと推測される。すなわち、予想していなかった法律の話が出てきたため、事態が面倒になるのを避けようと大家はそのまま更新するつもりだった。しかし、俺が更新して姪が同等の物件に住み続けた場合の支出と立退き料を払って今年からここに入居した場合の支出を比べると後者の方が安いので、姪の家が立退き料を負担し、交渉も行うという取り決めがなされ、金曜の電話と相成ったのだ、と(ここまでして支出を抑えようという行動は、不景気とリンクする可能性が高そうだ)。
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