フラグメント54:君が望む永遠

2008-12-24 22:30:01 | フラグメント
主人公の評価と「選べない」苛立ち」、「確信犯的選択と懲罰」などの元。


<問題は確信犯であること>
選ぶのはプレイヤーなのだから、プレイヤーにも責任がある…前の私の論が単にそう捉えられたのなら、それは大きな誤解を招くだろう。私はそういった抽象的な話をしたいわけではない。そのレベルならいくらでも反論ができる。例えば、ある時点での何気ない選択肢が、結果として誰かの死を招いたとする。この時、プレイヤーにその責を問うのは明らかに不当だろう。そこまで詰めて考えなくても、まあそういう感覚でゲームをやるのは堅苦しくてしょうがないだろう。繰り返すが、私はプレイヤーがあらゆる選択に責任を持つべきだ、などと主張しているわけではない。


<ナニが問題なん?>
例えて言うなら、「危険入るべからず」と書かれている場所に入っていってひどい目に遭ったと文句を言うようなもんだ。まあ蛍や穂村にああいうことをする選択肢は、その注意書きと同じような働きはしてたんじゃね?まあ街中に原発作るなよ的な批判はできるんで、100%じゃないが。抽象的…じゃあゲームと選択肢で考えて。治療を試みる、助けを呼びに行く、食べる。最後を選んでカニバリズムが不快…としか思わないのはどうかね?禁断の血族→脈絡のない行動→即バッド→「まじめにやれ!」。共犯関係…同一化・移入。そうとは限らんが(確信犯)理解悪影響は事実。


<確信犯>
その二つの疑問は、「確信犯的に選んだこと」に状況が限定されていることを指摘すれば解消する。一般的に共犯関係にあり、ゆえに責任を持たなければならないとは言ってない。それは確かに堅苦しいし、容易に反論もできる。例えばちょっとした選択肢がたまたま登場人物の死に繋がって…はどうかとね。しかしこの場合はある程度結果が予測できる。だから、それがわかってて選んだプレイヤーにも責任があるし、「共犯関係」ってことにもなる。例えば工場に、注意書き…まあメインシナリオや突飛な選択肢が忠告たりえてない、てな批判ならわからんでもないけど。


<メインシナリオの受動性>
じゃあそういう忠告があるんだから選ぶな、ということなん?いや、そこがさっきの例と違うところで、もともとマルチエンドは色々な選択をさせようとする傾向を持ってるからな。だから、選ぶなというよりはむしろ、それから先の展開は読めるようにしてあるし、それを承知の上で選んだわけだから、それを考慮の上で評価すべきじゃねーのってことね(いまひとつ意味不明)。具体性が…グロリア。確信犯で選んでいるやろ!もっと真面目にやれ!てわけ(批評性)。そういう展開が全体を壊す(バランス、雰囲気)。その批判なら妥当。選択肢の存在そのものが…孝之の人物像見えん

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピエロ | トップ | フラグメント55:君が望む永遠2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フラグメント」カテゴリの最新記事