能登から再び豪雨の中をくぐり抜け、金沢駅近くまでやってきた。ようやく駅近のガソリンスタンドを発見し最後の給油をしていると、この旅ももう終わるのだなと不思議な感慨に満たされていく。
「旅の終わり」というのは奇妙なもので、本来であれば家に到着した際にそれは訪れるはずだが、実際のところ帰宅の道中はほぼ「作業」に近い感覚になるため、旅という非日常が止まるのはもっと前、そう例えばこの車を返却する瞬間がもう目の前まで迫っていることを実感した時などに生じるのである(レンタカーを納車する時にはただ車に問題がないことを確認する段になっていて、そこではもう「旅」というより「結果を確認するだけ」の心持ちになっている)。
てなわけで、予定時間より少し早めに車を返した後、豪雨の洗礼を受けた金沢駅を撮影。
なんだかマリオに出てきそうなオブジェを見ながら、地下を見学しつつ新幹線の待ち時間に飯を食うことにした。
昼餉の場所に選んだのは「8番ラーメン」。色々な味や組み合わせが選べたラーメンは、地元のソウルフードになりそうな少しだけジャンクな味がした。
今までは過去に旅した場所をかすめることはあっても(以前北上した琵琶湖を南下するような)同じルートを逆方向で巡るケースはほぼ初だったので、ノスタルジーと新しい発見が同時にあってなかなかおもしろかった。
今後もこういう旅の構成をしてみるのも時には乙なものだなと思いつつ、最後はドームを撮影して金沢駅を後にした。
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